大手キャリアから格安スマホ・格安SIMへの乗り換えを検討している人のために、日経トレンディネットでは、格安スマホに詳しいジャーナリストの松村武宏氏とビギナー3人を集めた座談会を開催した。

 参加したのは、同じ会社に勤める晋平さんと達也さん、まゆみさん。3人とも大手キャリアのiPhoneユーザーだ。各人の通信費やスマホの使い方については、第1回記事「通信費が月1万2000円なら、大手キャリアはやめるべき?」で詳しく紹介している。

 第2回記事(「格安スマホには何か罠がありそうな気がする……」)では、大手キャリアと比べた格安スマホのデメリットを解説した。格安スマホに換えたからといって、使い勝手が極端に落ちるわけではないと分かり、安心した3人。安かろう悪かろうのイメージがなくなり、乗り換えに積極的な姿勢をみせるようになった。

格安スマホジャーナリストの松村武宏氏が、相談者にレクチャーする

「もうiPhoneやめてもいいかなと思った」

━━ここまでお話を聞いて、いかがですか。格安スマホに乗り換えたくなりましたか。

晋平さん(以下、晋平): もうiPhoneやめてもいいかなと思いました。格安スマホに興味をもったきっかけが、「きれいな写真が撮れる」って聞いた海外メーカーのスマホなんですよ。あれ、iPhoneに比べたら安いですよね。

松村氏(以下、松村): iPhoneは高いですからね。iPhoneにこだわらないのなら、スマホ乗り換えの選択肢は広がりますよ。

晋平: 家電量販店でスマホを見ていたとき、店員さんといろいろ話したんですが、そのとき言われたんですよ。「あなたはiPhoneにする必要ないですね」って。

━━どういう意味なんでしょうか?

晋平: たいした使い方していないから、格安スマホで十分だってことのようです。「僕の使い方だと、iPhoneの性能を使い切れていないし、SIMが2枚入るスマホもあるし」って言われて……。でも「SIM」の意味がまったく分からなくて。

達也さん(以下、達也): SIMって、カード的なものですよ。

晋平: 知ってるの? 見たことあるの?

松村: では、今、実際にお見せしますね。(と、自身のスマホからSIMを取り出し)SIMとはスマホの中に入っているICカードのことです。ここに電話番号や、データ通信をするのに必要な情報が入っています。

スマホの中に入っているSIMカード

まゆみさん(以下、まゆみ): データは入っていないんですか?

松村: アプリのデータはスマホ本体に入っていて、SIMには入っていないんです。SIMは契約者に1枚ずつ、個別に発行されます。最近は格安スマホでもSIMを2枚入れられるスマホが増えていますが、これだと2つのサービスを切り替えて使えるんです。携帯電話にもありましたよね、電話番号が2つ使えるものが。あれのスマホ版と考えてください。