定額で聴き放題の音楽配信サービスが増えているけれど、どれを選べばいいのか分からない。とりあえず試してみようにも、どれから試せばいいのかも分からない。そこで、定額制の音楽配信サービスを愛用している音楽マニアたちに使い方を聞いてみるこの企画。前回は、Google Play Musicの愛用者に語ってもらった(関連記事:グーグルの「音楽聴き放題」をマニアが使い込むワケ)。今回はApple Musicだ。

 この記事で紹介するのは、音楽好きな1組のカップル。夫はApple MusicとSpotify(無料)で音楽配信サービスを満喫。一方、妻でコラムニストのヨダエリは、Apple Musicを昨年1月に使い始めたものの、数ヶ月で解約。CD中心の音楽生活は変わらなかった。どうして?この違いは何? 「CDを持っているけれど、取り込むのが面倒くさいときにサクッと聴けて、Apple Musicは便利」(夫)。一方で、「単純に、CDでじゃなければ得られない情報があるんですよね」(ヨダ)。

【ヨダエリ プロフィール】
 コラムニスト。11歳のときドイツで暮らし始めたのを機にポップミュージックに心酔。テレビをつけるとニューウェーブからプログレまで多種多様な音楽が流れており自然と雑食に。モットーは「ジャンルに貴賎なし」。近年はK-POPのキャッチーかつエッジィな音の面白さに開眼。かつてDinosaur Jr.など、ほぼ男性しかいないロックのライブに一人で参戦していたころと違い、SNSなどを通じて女性のライブ仲間ができる楽しさを噛み締めている。自身は5歳からピアノを10年続け、高校と大学ではバンド活動も。死ぬまでに一度ライブを観たいのはMike Oldfield。今注目している日本のグループ​はエドガー・サリヴァン。『NIKKEI STYLE』にてイチオシの音楽やエンタメを語る「ダヨリンのエンタの横道」不定期連載中。ちなみに夫は洋楽ロックマニアで、日本人が誰もいない海外のフェスにも一人で参戦する行動派。

■現在使っているサービス
: Apple Music、Spotify(無料)
ヨダ:  今はなし(Apple Musicから離脱)

■選択の決め手は?
: パソコン内の曲もクラウドにアップロードして一括管理できること!
ヨダ: ライブラリをクラウドで一括管理できて、なおかつ物理的な不具合が生じない安定感を備えていること(でもこれはかなわなかった……)

■よく聴く曲は
: 洋楽ロック全般(ハードロック、ヘヴィメタル、プログレ、UKロック、AOR、ジャズ、フュージョンなど)
ヨダ: 洋楽ロックを主軸に、邦楽やK-POPなども含むポップミュージック全般。生音も打ち込みも好き。

■どうやって聴いている?
: 外出先では、手持ちの曲を転送して聴くためのポータブルハイレゾプレーヤーと、Apple Musicにアップロードした曲を聴くためのiPhoneの2台持ちで、それぞれイヤホンで聴く。家ではBluetoothスピーカーを使ってiPhoneから再生して聴くことも。
ヨダ: 外出先では、iPhoneとイヤホン。家で夫婦一緒に聴くときは、夫のパソコンのiTunesとBluetoothスピーカーを接続。お互いが所有するCDやアナログ盤をCDプレイヤーやアナログプレイヤーで聴くこともある。

■ヨダ夫婦の使い方はこんな人に向いている
・自分のパソコンに保存した曲も配信される曲も1カ所に集めたい。
・CDを持っているけれど取り込むのは面倒くさい。
・音楽配信サービスは、音楽を聴き込むためではなく、気になる曲をチェックするために使う。

 次ページでは、Apple Music満喫中の夫と、離脱したヨダを分けたそれぞれの使い方を詳しく紹介する。