従来コネクターとの接続には「56kΩ抵抗」が必要

 USB Type-Cでは、ケーブルの品質も大きな問題となってきた。有名ブランド製のケーブルでさえ仕様通りに実装されていないことをグーグルのエンジニアが指摘し、世界的に注目を浴びたこともある。

 問題は、USB Type-CとUSB Type-Aを両端に持つケーブルのように、従来のUSBコネクターにつなぐ場合だ。こうしたケーブルや変換アダプターには「56kΩ抵抗」を実装する必要がある。これを怠ると、従来のUSBポートに最大3Aの電流が流れ、機器が破損する場合があるという。

 最近では問題への認知度が高まり、56kΩ抵抗への対応を明示する製品も増えてきた。だが、純粋に価格やケーブルの長さ、デザインなどで製品を選ぶことができないというのは、なんとも不便な点だ。

「56kΩ抵抗」の実装をうたうケーブルも増えてきた
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 それでは、もっと手軽に安全な製品を見分ける方法はないだろうか。例えばLightningケーブルの場合、アップルによる「MFi」認証プログラムがあり、このロゴのある製品ならばどのようなブランドでも一定の品質を期待できる。

 同様にUSBにおいても、USB規格を定める「USB-IF」(USB Implementers Forum)による認証制度があり、この認証を取得したUSB Type-C製品が徐々に増えている。USB Type-Cを安全に利用するために、認証済みの製品を選ぶというのも有効な手といえる。

(文/山口健太)