専門家が「2016年のデジタル製品トレンド」を予測する、日経トレンディネットの1月特集。AV評論家の折原一也氏は、今年2016年のオーディオ&ビジュアルをどう予測するのか?

折原一也氏の予測は……
【1】4Kテレビが激安になる
【2】次世代ブルーレイは静かな船出へ
【3】映像配信は「HDR」がブームに
【4】「ハイレゾ聞き放題」が日本にも?

 「4Kテレビ」を始めとした次世代規格への移行が進み、同時にネット配信への移行が大きな時代のうねりとなりつつあるオーディオ&ビジュアル。2016年に業界で起こるであろう4つのトピックを予想してみた。

4Kテレビが最安値10万円割れへ

 2016年は薄型テレビの4Kへの移行がますます進む。小型化と価格の下落が進むことで、43インチ以上のテレビは一気に4Kへとシフトするだろう。4Kテレビの最少サイズは40インチ前後のままだが、最安値は10万円割れに突入する可能性が高い。

 40〜50インチまでの2K薄型テレビのラインアップは新モデルが登場しなくなることで、終息に向かうだろう。

 また、東芝の薄型テレビ事業の開発/販売体制見直しや、シャープの液晶事業の立て直しにより業界再編が噂されていることも、4Kテレビの価格下落を後押しする。両社で自社開発の規模を縮小すれば、安価なモデルは海外メーカー主導となる。

 そのため、国内で企画・開発が行われない50インチ以下モデルは価格下落に拍車がかかると思われる。2016年末までには、50インチでも20万円以下で販売される4Kテレビが登場するだろう。

 一方、2016年は東京五輪に向けて4K/8Kへの薄型テレビ買い替え機運が高まる年でもある。そのため高画質モデルでは、海外メーカーへシフトする可能性は低いだろう。

東芝のテレビ事業はファブレス(委託生産)となり自社生産を終了。製品も全体的に値下げされるだろう
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