毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。月の前半は総合的なビルボード・ジャパン・チャート、そして月の後半はパッケージや配信のセールス、動画や歌詞の検索数、各種リクエストなどのランキングから1種類を選択し、ヒット曲を解説します。
 今回は、ビルボード・ジャパン・チャートの指標に使われているビルボード・ラジオ・チャートの邦楽曲に注目します。

パソコンやスマホで聞けるようになり、ラジオの影響力がアップ

 このラジオ・チャートは、全国の大都市圏を中心としたFMおよびAMラジオ局での楽曲の放送回数と、各エリア別の人口や聴取率を加味した比重によって決定されています。

 インターネットが普及して以降、地味な印象だったラジオですが、近年は「radiko」などパソコンやスマホでラジオが聞けるサービスが導入され、SNS上でもラジオを引用した発言がずいぶんと増えました。

 しかも大半の番組で音楽が流れており、今でもラジオ初解禁となる楽曲が多数あったり、山下達郎やMISIAなどテレビには滅多に出ないアーティストがレギュラー番組を持っていたりするのは、やはり音楽的に信頼されるメディアである証拠でしょう。

 そんなラジオで、特に邦楽アーティストの中では誰が注目されているのでしょうか。

澤部渡によるソロプロジェクト、スカートが1位に

 ラジオでは、これからブレークしそうなアーティストが、すでに音楽面で高評価のアーティストと並んで上位にランクインしています。

 1位は澤部渡によるソロプロジェクト、スカート。本作を含むアルバム『20/20』でメジャーデビューした、期待のアーティストの一人です。爽快なサウンドやボーカルはいかにもラジオ向きです。

 2位は韓国で大人気の女性グループ、TWICEの日本での初シングル。3位は女性ラッパー、DAOKOと岡村靖幸のコラボシングル。DAOKOといえば、米津玄師とタッグを組んだ「打上花火」がロングヒット中ですが、その米津玄師は人気俳優・菅田将暉がゲストボーカルで参加した新曲が8位にランクイン。

今週注目のヒットチャート「ビルボード・ジャパン・邦楽ラジオ・チャート」(2017年10月16日~10月22日)
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※「-」は邦楽30位圏外。網掛けは,10月22日時点でCDや配信で未発売のもの。 ※発売元略号 A=エイベックス、C=コロムビア、DU=ディスクユニオン、OP=origami PRODUCTIONS、PC=ポニーキャニオン、RP=RED Project、S=ソニー、TF=トイズ、U=ユニバーサル、V=ビクター、W=ワーナー
■提供元:ビルボード・ジャパン