米津玄師は菅田将輝参加の新曲など今後もヒットの予感

 一方、今週のチャートはというと、米津玄師が参加した作品がトップ20中3曲(3位、11位、19位)もランクインしており、ちょっとしたお祭り状態になっているのが印象的です。10代や20代に認知度抜群なのは納得ですが、最近では筆者の周りのさほど音楽に関心のない中高年層でも、“よねづ・げんし”“よねづ・げんすい”など、名前の読み方はうろ覚えながら、テレビや動画で偶然耳にしたのが衝撃的だったのか「すごい若者が出てきた」と熱く語っている人が何人かいます。

 9週連続のトップ3入りとなった3位のDAOKO×米津玄師名義での「打上花火」は、この連載の第43回で、またトップ30に4カ月以上ランクインしている11位「ピースサイン」も第41回で紹介しているので、今回は19位の「アイネクライネ」に注目します。

 といっても、こちらは2014年のアルバム『YANKEE』に収録されている1曲。当初から東京メトロのCM曲として首都圏ではやや人気があったのですが、その後、本人によるち密なイラストレーションを重ねた動画や、繊細な歌声や心に刺さる歌詞とメロディーが話題となり、YouTubeでの再生回数はアルバム曲ながらすでに6800万回を突破。再生回数の伸びとともに楽曲のダウンロード、『YANKEE』のCDも週間トップ100入りするほどのロングヒットになっているのです。

 今週先行配信された新曲「灰色と青」では、人気俳優の菅田将輝がゲストボーカルで参加しており、この曲やヒット中の「ピースサイン」「打上花火」を収録したアルバム『BOOTLEG』は11月1日に発売。来月の上旬、さらに大きな話題になることは必至なので、今からチェックしておくといいかもしれません。

米津玄師『YANKEE』(「アイネクライネ」収録/ユニバーサル)
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