毎回異なる音楽チャートから最新のヒット曲を紹介する「臼井孝の音楽チャートから見るヒット曲最前線!」。この連載では、月の前半は総合的なビルボード・ジャパン・チャート、そして月の後半はパッケージや配信のセールス、動画や歌詞の検索数、カラオケや有線リクエストなど個別のヒットチャートから1種類を選択し、ヒット曲を解説します。今回はビルボード・ジャパン・チャートです。

“選抜総選挙”後作でAKB48が1位、星野源は?

 2017年8月14日~8月20日のビルボード・ジャパン・チャートでは星野源が1位になりましたが、今週はというと、AKB48がCDでダントツ1位になり、トップになりました。毎年、8月下旬に“選抜総選挙”で決定したメンバーによるシングルが発売されるわけですが、今年は“30作連続ミリオンヒット”という大ネタを超える“CD総売り上げで浜崎あゆみを抜き、女性1位に”というネタが報じられていました。ちなみにダウンロードやラジオ放送、動画再生回数はいずれもトップ10圏外というのがここ2~3年のAKB48によくある傾向です。

 これに対して2位のDAOKO×米津玄師はラジオ、ダウンロード、ストリーミング、ツイート数、動画再生いずれも1位または2位となっており、ロングヒットの兆候を示しています。

 また今週は男性ボーカルのバンド2組と、韓国出身の女性グループ2組がトップ20にランクインしている点にも注目です。8位のMrs.GREEN APPLE(ミセス グリーンアップル)と、11位の04 Limited Sazabys(フォーリミテッド サザビーズ)の新進バンド対決(?)は、どちらも各メディアで多くのコメンテーターやライターが推薦しているバンドとあって、今後の伸びも気になります。また15位のBLACKPINK、16位のTWICEという韓国出身ガールズグループ対決は、クールなBLACKPINKとキュートなTWICEという棲み分けができているうえに、どちらも日本のアイドルグループにない魅力で勝負しています。

 ロングヒットでは星野源「恋」がついに登場50週を突破。このまま、学園祭や文化祭、忘年会と、今年末までヒットし続けるのでしょうか?

今週注目のヒットチャート「ビルボード・ジャパン・チャート」(2017年8月28日~9月3日)
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※「-」は100位圏外、週数は総合TOP100に入った週、網掛けは8週以上チャートイン。 ※発売元略号 A=エイベックス、C=コロムビア、JS=J-Storm、K=キング、KE=キッス・エンタ、S=ソニー、TF=トイズ、U=ユニバーサル、V=ビクター、W=ワーナー
■提供元:ビルボード・ジャパン