デビュー1年、欅坂46はどうやら乃木坂46もAKB48も脅かす?

 1位はデビューから1年経った秋元康プロデュースのアイドルグループ、欅坂46のシングル4作目となる「不協和音」。握手券によるCDヒットに依存する女性アイドルグループが多いなかで、彼女たちの場合は音楽配信でも毎回上位となっているのが大きな強みです。やはり楽曲面の魅力や、それを演出するダンスの効果が大きい気がします。

 アイドルグループらしからぬマイナー調のハードなポップスであるデビュー曲「サイレントマジョリティー」(発売1年後の今週も17位)、ポエトリーリーディングを多用した「世界には愛しかない」、間奏でセンターの平手友梨奈(現在15歳)が突如がむしゃらに踊りだす「二人セゾン」、そして、デジタルサウンドの中で抗うように激しく踊りつつ、サビ前で平手が「僕は嫌だ」と宣誓するという今作の「不協和音」。どれも同世代の男性だけでなく、女性からも大きな支持を得ているようです。

 また、ベテランが多く出演する音楽番組、NHK『SONGS』に早くも登場したり、他の音楽番組でもパフォーマンスするたびに“生歌かどうか”とSNSで多く語られたりするのは、彼女たちにリアリティーを求める人が、送り手にも受け手にも多い証拠でしょう。

 2017年末までには先輩格の乃木坂46や、その公式ライバルとされるAKB48を脅かす存在になるのか。もはや各グループを競わせることで、個々のアイドルも、そしてファンたちもヒートアップさせる秋元康の戦略が見事過ぎます。

欅坂46「不協和音」(ソニー)
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