創刊20周年の健康情報誌『日経ヘルス』が主催する「日経ヘルスビジネスカンファレンス2018」が7月20日に行われる。最新の健康・美容ニーズと、注目の健康素材を組み合わせた、明日からのビジネスに役立つ情報をお届けするカンファレンスだ。今回のカンファレンスでテーマとなるのが、昨今、幅広い年代の女性に急増している「ゆらぎ肌」だ。なぜゆらぎ肌が増えているのか。今、多くの女性たちに必要なのはどのようなケアなのか。皮膚科専門医の慶田朋子先生が、女性の生活事情と肌の構造から読み解く。

――ここ数年、多くの女性誌の美容記事等で、「ゆらぎ肌」がテーマに取り上げられることが増えてきた。ゆらぎ肌とはどんな症状か。また、肌のどのような構造が問題となって生じるのか。

慶田朋子先生(以下、慶田): 普段どおりのスキンケアをしているのに、肌がひどく乾燥してかゆみや赤みが生じるなど、一時的に不安定な状態に陥る肌のことをいう。アレルギー素因によるアトピー性皮膚炎や、慢性的に肌が過敏な状態にある敏感肌とは異なり、誰にでも起こり得る症状のひとつで、季節の変わり目などに悩まされている女性は多い。

「バリア機能が低下して、ゆらぎ肌の人が目立ちます」と説明する慶田院長
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 ゆらぎ肌の重要なキーワードとなるのが「バリア機能」だ。肌表面の角層に、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミド、コレステロールなど)、皮脂膜といった保湿因子が十分にあり、キメが整っているときにはバリア機能が正常に働き、さまざまな外部刺激から肌を守ることができる。

 しかし、角層の保湿因子が不足し、水分が失われた状態になるとバリア機能は低下し、いつもなら刺激にならないものに対しても敏感に反応するようになる。

 そもそも角層の厚さはわずか0.02mmほどしかない。バリア機能が低下するということは、極めて薄いラップに開いた無数の穴から、本来なら奥のほうにはまず入ることがないごく小さな刺激物質まで侵入してくるようなもの。こうした状態が続くと、肌内部で微弱炎症が起きるようになる。これが細胞や組織にダメージを与え、シミやちりめんジワなどの肌の老化につながることがわかってきている。

――バリア機能が低下し、ゆらぎ肌が増えている背景にはどのような要因があるのか。

慶田: 肌の外側と内側、両面からの要因がある。
 肌の外側からの要因としてまず挙げられるのが、「洗い過ぎ、こすり過ぎ、いじり過ぎ」などの誤ったスキンケアだ。ゴシゴシこすり洗いをする、コットンやシートで強く拭き取る、頻繁に顔剃りをする、といった物理的な刺激によって、バリア機能を自ら低下させている人は少なくない。
 また、働く時間に比例してメイクをしている時間も長くなっている。化粧用油類などを長時間肌にのせることによる刺激も一因となる。
 さらにPM2.5や排気ガスなどの大気汚染物質がもたらす刺激や、冷暖房による乾燥などもバリア機能の低下を招く。


●日経ヘルスビジネスカンファレンス2018

日時:2018年7月20日(金)12:30~16:00(12:00開場)予定
会場:ベルサール六本木グランドコンファレンスセンター
主催:日経ヘルス、日経BP総研
協賛:帝人、ダイセル
受講料無料:(事前登録制)

◆第一部:12:30~14:00
これからの “食物繊維”機能性の新コンセプトとは
~腸内フローラ改善の決め手!食物繊維“発酵力”の可能性~

◆第二部:14:30~16:00
今、増える最新肌トラブルもアンチエイジングも、飲むバリア改善から
~肌改善に期待される機能性素材の最新トレンド~

創刊20周年の健康情報誌『日経ヘルス』が主催する「日経ヘルスビジネスカンファレンス2018」が7月20日に行われる。今後どんな素材がはやるのか。最新の健康・美容ニーズと、注目の健康素材を組み合わせた、明日からのビジネスに役立つ情報をお届けするカンファレンスだ。
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