合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」(http://www.kappa-iida.com/)の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、1日に50枚ものパンケーキを焼いたことがあるという飯田氏が、ここ数年ブームになっているパンケーキをおいしく作れる道具について紹介する。ポイントは“食感”だ。

プロのパンケーキ作りのスタメン調理道具
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 こんにちは、飯田結太です。ここ数年パンケーキがブームですね。ふっくら、ふんわりとしたパンケーキの上にフルーツやクリームがたっぷりのった豪華版を出すカフェやレストランは大人気。そのブームが広がって今では家でも豪華なパンケーキを作る人が増えています。そして、そのブームは調理道具の世界にも波及していて、なんとパンケーキ専門の道具も登場しているほどです。

 実は私は、1日に50枚以上のパンケーキを作ったことがあります。それは、パーティーを開くためではなく、フライパンの性能を検証するため。どんなふうに熱が伝わるかを調べるにはパンケーキが最適で、焼きムラやふっくら加減でそのフライパンの性能が分かるのです。さすがに50枚も一度に焼くと、パンケーキをおいしく作るためのいくつかのポイントとコツも見えてきました。そして、フライパンの材質によって、パンケーキの食感が違ってくることも分かったんです。

 まずは基本的なパンケーキの作り方をおさらいします。

1. ボールに卵と牛乳を入れてよく混ぜる
2. 1にパンケーキミックスなどの粉を入れてさっくり混ぜ合わせる
3. フライパンを中火(約160度)で熱しておく
4. フライパンを火からおろしてぬれフキンの上において少し冷ます(油を適量入れる)
5. 生地をフライパンの中心に落とす
6. 弱火で約1~3分くらい焼き、表面がフツフツしてきたら裏返す
7. 裏面も1~2分焼く

 これがふっくらとしたパンケーキを作る手順です。一番大切なのは火加減。まず、フライパンを熱してから一度冷まし、生地を入れたら弱火でじっくり焼くのがコツ。しかし、フライパンの材質によって焼く時間もふっくら加減も異なってきます。そこで、材質の違う2種類のフライパンでどれくらい食感が違うのかを比べてみました。