合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」(http://www.kappa-iida.com/)の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、プロ用から家庭での使用まで、幅広く使われている、焦げ付きにくいフライパン、フッ素加工フライパンの進化系を検証する。

2018年の進化系フライパンはこの3選
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 こんにちは、飯田結太です。何度も取り上げているフライパンですが、まだまだ進化が止まりません。今回は開発が盛んなフッ素加工のフライパンの中でも、プロも一目置く、個性的な3つのフライパンを紹介します。

合羽橋の老舗料理道具店・飯田屋の6代目、飯田結太氏
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超硬度! テフロン加工の弱点を克服したフライパン

 フッ素加工のフライパンは焦げ付きにくいというメリットがある半面、傷がつきやすく耐用年数が短いというデメリットがありました。鉄のフライパンが何十年も持つのに対して、一般的なフッ素加工のフライパンは耐用年数1~2年。最高ランクの米ケマーズ(デュポンから独立)のテフロン加工プラチナプラスでも、4~5年使用している人がいるといわれるくらい。もうそれ以上のものはできないだろうと思われていたのですが、今回、それ以上の強度があるのではないかといわれるフライパンが登場しました。それが、新潟県のウルシヤマ金属工業「Quattro-IH(クワトロ-IH)」。

ウルシヤマ金属工業「Quattro-IH」(24cm、6000円)。ほかに、18、20、22、26、28cm、深型20、24cmがある
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 クワトロ-IHは、プラチナプラスと同じく6つ星ランクなのですが、表面がとにかく硬い。ザラザラとした手触りでマーブル加工になっているのが特徴。しかし、一般的なマーブル加工のものが石目調、もしくは中に大理石をまぶして製造したものが多いのに対して、クワトロ-IHは、シリコンカーバイド(炭化ケイ素)で作られていて、ダイヤモンドと同程度の硬度があります。なので、金属のヘラでゴシゴシしても傷がつきにくいほど、磨耗しにくいんです。

 さらに、ステンレスとアルミニウム合金を交互に貼り付けた4層構造なので、IHにも対応。通常のIH対応フライパンに比べると軽いというのも魅力ですね。このフライパンなら、4~5年、それ以上使えるかもしれません。