“料理は科学” 温度加減で調理するフライパン

 現在、クラウドファンディングでプロジェクト進行中のフライパンがあります。それは、ビタクラフトの新製品「Temp Pan(テンプ パン)」。名前の通り、温度をコンセプトにしたフライパンです。

2018年5月発売予定のビタクラフト「Temp Pan」(26cm、予想実売価格2万円)。温度表示電源は単4乾電池2本、ガラス蓋付き。すり鉢型ではなく、寸胴なべのように鍋底がフライパンの口と同等の広さがあるので、調理しやすい。お好み焼きやクレープなどの調理にも適している
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 料理のおいしさは火加減で決まるといわれています。例えば、天ぷらなら180度で揚げるのがいいというように、料理ごとに適温が分かっているんです。反対に火加減が違うと味や食感が変わってしまいます。

 だったら、その適温が分かるようにすればいいのですが、いちいち温度計を見ながら調理するのは面倒。そこでビタクラフトはフライパンのハンドルに温度計を付けたんです。しかも、フライパンの調理面に温度センサーを内蔵して、1度単位で計測、それがハンドルに付いた画面に表示されるからすごい。また、240度以上の高温になると画面が点滅して知らせてくれるので安心です。

ハンドル部分に温度表示がある
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 例えば、チキンソテーなら、油を入れて185度になるまでフライパンを熱してから鶏肉を投入。温度をキープした状態で焼けばプロの焼き上がりになるというわけです。まさに今キーワードになっている「見える化」をしたんですね。しかもレシピブック付きなので、その通りに温度を調節すればいつでもプロの味になりそう。

 内面は超硬質なセラミックを配合した高密度4層フッ素樹脂コーティングなので、食材がくっつきにくいのはもちろん、今までフライパンでは苦手とされていた煮物、ゆでるなどの調理もこれ一つでできるのだとか。

 このフライパンのように、今、料理はデータ調理が定番になりつつあります。数値や時間、またはスマホで遠隔操作するなど、調理は科学になりつつあるのかもしれません。