コンビニでひそかに売れている商品、あるいは注目の新製品を紹介するこの連載。今回はファミリーマートのプレミアムサンドを紹介しよう。

 コンビニで話題になるのは新商品だが、定番のおにぎりやサンドイッチもリニューアルを繰り返し、味や品質がどんどん向上している。ファミリーマートのサンドイッチは昨年6月の全面刷新以降、売り上げは14カ月連続で前年比超えという人気ぶり。8月には、夏向けの具材を挟んだファミマプレミアムサンド2種を新たに発売するなど、サンドイッチに力を入れている。

パンの風味や食感をリニューアル

 ファミリーマートのサンドイッチには、通常ラインのほかにファミマプレミアムサンドという上位ラインがある。プレミアムというだけあって、通常のサンドイッチよりもパンと具材にもこだわって作られていて、これがおいしいと評判だ。

 ファミマプレミアムサンドが誕生したのは2013年7月。耳までやわらかく仕上げた独自開発の専用の食パンは、従来のコンビニサンドイッチの常識を覆すしっとり感があり、あまりのやわらかさに驚いたことを覚えている。しかし、そのしっとり感ゆえに、パンが上あごにくっつくなどの声もあったという。

 そういった意見をフィードバックしてリニューアルを繰り返し、直近では今年6月にもサンドイッチを刷新。食パンのおいしさに徹底的にこだわり、はちみつや北海道産生クリームを使用してパンの風味を格段に向上させている。食感についても、冷蔵熟成種を使用することで、ふんわりと口どけ良く仕上げている。

ファミリーマート 商品本部 デリカ食品部 調理パン・調理麺グループ 山田みちる氏。ファミマプレミアムサンドは、通常のサンドイッチのパンと比較して、プレミアムの価値が伝わるように原材料・製法から見直したと話す
[画像のクリックで拡大表示]

 「しっとりとさせると逆に口どけが悪くなったりするため、微調整まで含めると半年以上かかっています」(ファミリーマート 商品本部の山田みちる氏)

 8月に発売したファミマプレミアムサンドの「スモークチキン&ベーコン」と「Wシュリンプミックス」は、具だくさんなのも特徴。店頭で見ても、通常のサンドイッチよりも明らかに具材が多いことが分かる。これについて山田氏は、「カフェや専門店でも具だくさんのサンドイッチが増えています。そういった傾向に対応し、具だくさんな仕立てのプレミアムサンドのシリーズを今年6月から展開しています」と話す。

 具材をたっぷり詰め込み、パンより具のほうが厚いボリューム満点のサンドイッチは“わんぱくサンド”と呼ばれ、SNSで話題となっている。こうしたブームもしっかり反映されているようだ。

 ファミマプレミアムサンドの主な購買層は30~40代男女で、「カツなどのミート系メニューは男性の割合が多く、それ以外は女性の割合が多い」(山田氏)という。2015年の全面刷新以降、サンドイッチ全体の売り上げは「14カ月連続で前年比約110%で好調に推移している」(山田氏)とのこと。

「ファミマプレミアムサンド スモークチキン&ベーコン」
香りが広がるスモークチキンと、焼いて香ばしさを出したベーコンを使用。そこにレタスやオニオン、グリーンリーフなどを合わせ、シーザーサラダソースで仕上げたサンドイッチ。税込み価格368円
[画像のクリックで拡大表示]
「ファミマプレミアムサンド Wシュリンプミックス」
海老・シュリンプカクテルソース・たまごサラダ・グリーンリーフのサンドイッチと、アヒージョをイメージした海老とツナ・グリーンリーフ・トマトのサンドイッチを組み合わせている。税込み価格398円
[画像のクリックで拡大表示]