コンビニで密かに売れている商品、あるいは注目の新製品を紹介するこの連載。今回はミニストップの期間限定フレーバーソフトを紹介しよう。
やはり夏は冷たいものが食べたくなる。コールドスイーツが充実しているコンビニといえば、そう、ミニストップだ。ミニストップが6月3日から展開しているフレーバーソフトはマスクメロン味。これがおいしいと評判で、売り上げも好調らしい。
前作と比べて果汁量を38%アップした

ミニストップでは過去にも2003年、2008年、2013年に夕張メロンソフトを発売している。今回の「マスクメロンソフト」は3年ぶりとなるメロンフレーバーで、マスクメロン味は初めての展開となる。
この時期の発売について、ミニストップ商品部の頭川里映氏は、「気温が上昇する夏向けに、さっぱりとしながらもフルーツ感を感じられるフレーバーソフトを発売したいと考え、この時期に旬を迎えるメロンに着目しました」と話す。
メロンの中でもマスクメロンは高級フルーツとして人気が高く、認知度も高い。マスクメロンソフトという名前に納得してもらうため、商品化には苦労したという。
「2013年に発売した夕張メロンソフトと比べて果汁量を38%アップし、まるでマスクメロンを食べているような味わいのソフトクリームに仕上げました。熟した部分の甘味と皮に近い部分のうりっぽい味わいのバランスをとる点に苦労しました」(頭川氏)
また、ソフトクリームの原料には多くの果汁が必要となる。このマスクメロンソフトには国産のアールス種のマスクメロンの果汁を使用しているが、「果肉も人気のマスクメロンを、果汁で確保するのが非常に苦労しました」(頭川氏)とも話してくれた。
その苦労のかいもあって、マスクメロンソフトは発売からわずか12日間で100万個を突破した。これは2016年に発売したソフトクリームやパフェ、ハロハロなどのコールドスイーツのなかでも最速記録。売り上げも「計画値の約120%増で推移している」(頭川氏)と絶好調のようだ。
メロン味ということで、子どもから大人まで幅広い層をターゲットに展開し、「予定通り幅広い層の方々にご好評いただいております」(頭川氏)とのこと。しかしながら売れ行きが好調なだけに、「当初の計画より前倒しで販売終了となる可能性が高い」(頭川氏)とも。7月下旬には品切れが予想されるため、まだ食べていない人は近くのミニストップに急ぎたい。