コンビニでひそかに売れている商品、あるいは注目の新製品を紹介するこの連載。今回はリニューアルしたファミリーマートのプリンを紹介しよう。

 コンビニの商品は目まぐるしく入れ替わり、常に新商品が発売されている。人気の定番商品であっても、1~2年に1度は製造方法やレシピが見直され、リニューアルされるのが当たり前。ファミリーマートは、昨年以降さまざまなカテゴリーの商品を刷新しており、6月14日にはプリンを全面リニューアルした。

人気のなめらか食感を追求した

 ファミリーマートはプリンのラインアップを刷新し、「とろけるなめらか絹ごしプリン」「フレッシュクリーム絹ごしプリン」「濃厚卵のカスタードプリン」の定番3商品に加え、7月中旬まで販売する「とろける牛乳プリン」を季節商品として展開。今回プリンをリニューアルする狙いについて、同社商品部の川島氏は「デザートを刷新していくにあたり、まずはデザートの中でも定番商品のひとつであり、人気のあるプリンから刷新することにしました」と話す。

ファミリーマート 商品本部 FF・パン・デザート部 パン・デザートグループ 川島裕氏。今回のプリン刷新は、質にこだわりながらも、定番商品として日常でも購入しやすい価格帯ラインアップで構成したと話す

 現在、プリンは食感によって大きく“なめらか派”と“しっかり派”に分かれる。今回のラインアップは両者に対応するが、食感のなめらかさが増す“ホイップのせ”のプリンが定番入りしている点に注目したい。その理由は「よりとろっとしたなめらかな食感のプリンが、特に女性に好まれる傾向があるため」(川島氏)という。

 しかしながらファミリーマートでは、リニューアル以前からなめらかな食感のプリンを発売していた。どう変わったのだろうか?

 「今回の刷新の一番のポイントは絹ごしのなめらかさの実現です。とろとろな食感を出すために特製のオーブンを使い、蒸気をムラなく均一に伝えるなど製法をイチから見直しました」(川島氏)。

 特に絹ごしプリンは焼成する温度や時間などを何度も調整し、商品を完成させたという。さらに味の決め手となる牛乳や卵に、北海道産の純生クリームや牛乳、厳選卵などを使用しているのもポイントだと話す。

 また、パッケージが統一された点も目を引く。これまでもファミリーマートでは数種類のプリンを発売していたが、パッケージの規格やデザインがバラバラだった。これを統一し、まとめて陳列することでプリンを目立たせる狙いがあるという。

 商品のターゲット層は、「どちからというと、なめらかさが特徴の絹ごしプリン2種は女性向け、濃厚さが特徴のカスタードプリンは男性向け」(川島氏)で、売り上げもリニューアルから「好調に推移している」(川島氏)とのこと。

「とろけるなめらか絹ごしプリン」
商品名の通り、絹のようになめらかな食感が特徴。特製のオーブンでじっくりと蒸し焼きすることで、熱を均等に加え、とろけるようななめらかな食感のプリンに仕上げている。税込み価格149円
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「フレッシュクリーム絹ごしプリン」
とろけるなめらか絹ごしプリンの上にホイップをトッピングし、なめらかな食感をアップさせている。ホイップにはしっかりとしたコクが味わえる北海道産純生クリームを使用。税込み価格158円
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「濃厚卵のカスタードプリン」
飼料や色調にこだわったコクのある厳選卵を使用。卵の比率も従来の約1.3倍に増やすことで、濃厚に仕立てたカスタードプリン。ほどよい硬さのある食感に仕上がっている。税込み価格149円
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「とろける牛乳プリン」
みずみずしさとプルプルとした食感が楽しめる牛乳プリン。北海道産牛乳をたっぷり使用し、製造時にフレッシュクリームの一部を生のまま加えることで、コク深さとすっきりとした甘味を実現した。7月中旬まで販売。税込み価格149円
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