2015年にクラブハウスをリニューアル。「1人予約」利用者が急増

 開業は1997年(平成9年)。前身である「ホワイトバーチCC」の経営破たんを受けて2011年(平成23年)に現経営陣がゴルフ場名を「ワンウェイGC」に変更、同時に完全なスループレー方式のゴルフ場に改めた。

ゴルフ場名を変更。乗用カート利用のセルフプレーに徹する
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ウッディなデザインで統一。玄関周りもカジュアルな雰囲気
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 2015年12月にはクラブハウスをリニューアル。昼食を必要としないことから2階のレストランを閉鎖し、1階にウッディなデザインの受付と軽食スペース、それにプロショップとガラス張りの事務所を設けた。外から見ると、重厚感のあるクラブハウスにカジュアルな“新館”を継ぎ足したように見える。

朝はここで受付を済ませる。右側の事務所はガラス張り
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食事スペース。レストランという感じではない
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プロショップ。カジュアルな雰囲気が漂う
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右側が2015年12月に新設したスペース
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 車寄せのすぐ隣にバッグ置き場と広めのスタートハウス。クルマで来場してからの動線が短く、なかなか合理的に設計されている。軽食スペース脇には簡単な調理コーナーがあり、カレーライスなど9種類のメニューが食べられる。「たこ焼き」や「枝豆」などもある。最近、900円以上の「かつ重」や「カツカレー」など3品目が追加され、単価が上振れ傾向にあるのは気掛かり。

バッグ置き場は車寄せに隣接していた。これは便利
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カレーなどの他にカップラーメンやスパムむすびなども販売
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 手前のカウンターにはパンやおにぎり、カップラーメンなどが並んでいる。「来場時にコンビニに寄ってサンドウィッチなどを購入。ここでプレー前に食べている人もいますよ」と女性スタッフさん。逆にプレー終了後にここでしっかり食事される方も多いようだ。

ラウンド中に食べるつもりでパンを購入した。1個150円
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お土産用に「地元土浦の朝採り れんこん」も販売中
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 ロッカーは青いスチール製で、高級感はない。浴室はコンパクトな設計。外の中庭は良く整備され、日没後は照明がきれいだった。洗い場にはパーティションがある。脱衣場も清潔だが、やや小ぶり。洗面所は広いが、スペースの半分は使っていないようだった。

気取らない雰囲気のロッカールーム
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浴室。窓の外には中庭が整備されている
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コンパクトな脱衣場
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洗面所は手前の半分しか使用していないように見えた
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 パーティルームは大中小の3室。「室料は頂いていない」そうだが、内部は飾り気がなく機能優先。パーティメニューはソフトドリンクが飲み放題で、1,000円から3,000円までの3コースを用意する。貴重品ボックスは「指静脈認証式」。

パーティルームは8人用、12人用、36人用の3室
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通路脇に置かれた貴重品ボックス
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 外にはバーベキューを楽しめる設備が整っていた。冬場は寒く、人手の掛かるサービスなので積極的にPRしているようには見えなかったが、来夏には期待が持てそうだ。近年、PGMグループの「KOSHIGAYA GOLF CLUB」(旧越谷ゴルフ倶楽部)が同様のバーベキュー設備を併設して人気を集めているからだ。「ゴルフ+バーベキュー」は新しいトレンドになるかもしれない。

バーベキュー用のスペース。夏場は良く利用されるそうだ
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バーベキュー設備を売り物にした「KOSHIGAYA GC」を思い出した
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 プレースタイルが完全スルー方式なので営業時間が長い。キャッチコピーは「日の出から日没まで」だ。夏場のトップスタートは午前5時(冬場は7時)、ラストスタートは午後2時(同12時)。この間なら好きな時間にスタートできる。「中には(6月の最も夜明けが早い時季に)午前4時半過ぎにスタートし、8時頃に終了。それから仕事へという方もいる」というから驚きだ。

 「変則的なスタート時間では仲間を集めにくいですね」と首を傾げると「平日の7時台、9時台、11時台に4組の1人予約枠を用意しているので大丈夫です」と男性スタッフさん。別の関係者の方は「1人で来場される方は全体の20%近くに達し、おそらく日本一の高率でしょう」と胸を張っていた。

 また時間を自由に使える点が好感されるのか、女性比率が15%と高く、来場者の平均年齢も他のゴルフ場より10歳程若いそうだ。その多くはJR常磐線(常磐自動車道)沿線の在住者だが、東京や神奈川方面のゴルファーも少なくないという。

利用者の年齢は幅広い。親しい仲間とのラウンドは楽しい(3番)
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多様な利用方法があるのが最大の魅力だ(6番)
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 気になる「プレー料金」はどうか。HPにある基本料金は年間を通して同じで、平日が10,900円(消費税別)、休日が18,500円(同)。これに消費税分を加算すると平日11,700円、休日19,980円となる。期待したほど安くない。そこでもう一つの「カレンダー料金」をチェックしてみた。

 それを見ると、スタート時間限定などの条件が付くが、上記の基本料金より安いプランが多い。冬場だと平日で9,000円前後(税別)、休日で14,500円から16,000円(同)の水準だ。ハイシーズンはもう少し高くなりそうだが、それでも最初の基本料金よりは安い。さらに毎月数回「神出鬼没な7800円プラン」(平日)というユニークな名前のプランが登場するので、日程の都合が付くなら迷わず選択したい。

「早朝プレー」や「午後プレー」は当たり前のように実施中
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午後は受付前の自動精算機(2台)が大活躍する
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 一般の「コンペプラン」(3組9人からが対象)も充実している。中でも「優勝者プレー代無料」「幹事様に無料プレー券進呈」などの特典は大いに気になる。「オープンコンペ」はこれまでシニア向けしかなかったが、2017年1月から平日に毎日、曜日を冠した独自のオープンコンペが始まった。「月曜オープン」「火曜オープン」といった具合で、各種賞品の他に同クラブで使える2,000円分の商品券が提供され、参加費(2,000円)が実質ゼロ円になるのが嬉しい。

「平日1人予約枠」やコンペ開催を積極的にPRする
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宅配便の手続きも受付カウンターで済ませる仕組み
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 こうした料金やプランは随時見直されているので予約する際は改めて確認して頂きたいが、プレースタイルだけでなくオープンコンペなどの競技スタイルにも斬新さが感じられ、「アイデア豊富なゴルフ場」との印象を深めた。

 2017年には古いタイプの乗用カートが最新のGPSナビゲーションシステム搭載型に順次更新される計画があり、さらに魅力を高めそうだ。「体力」があるうちに行きたいゴルフ場である。

(2016年12月)