省スペースで選ぶならシャープ「ES-S7B」とパナソニック「Cuble」

 ドラム式洗濯機の大きなネックになるのがサイズだ。ほとんどのモデルはボディー幅約60cm(排水ホースを含む幅は約64~65cm)に収まっているものの、奥行きは約70~75cmとかなりのスペースが必要になる。さらに扉が左右どちらかから前方に開くため、出し入れが困難になる設置場所も多いのではないだろうか。

 以前はパナソニックの「プチドラムシリーズ」のように「マンションなどにも置きやすい」を売りにしたコンパクトなドラム式洗濯機があったが、最近は大容量モデルが中心になっており、「小容量でコンパクト」という流れは下火だ。

 そんななか、コンパクトを売りの一つにしているのが、パナソニックのCubleシリーズだ。Cubleシリーズは同社の通常のドラム式洗濯機に比べて乾燥性能は低いものの、洗浄力はそのまま保ちながらコンパクト化を図った。上位2モデルは奥行きこそ約66.5cmあるものの、エントリーモデルの「NA-VG720」は奥行き約60cmと薄型に仕上がっている。さらに全モデルで幅約60cmと、マンションサイズを実現しているのが魅力だ。

パナソニック「Cuble NA-VG2200」(実勢価格30万円前後)
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パナソニック「Cuble NA-VG1200」(実勢価格27万円前後)
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 ほかにマンションサイズといえるのは、シャープの「ES-S7B」くらいしか選択肢がない。こちらもヒーター方式で、さらに乾燥時の冷却に水を使うため、省エネ性、節水性はあまり高くない(3.5g洗濯乾燥時の電気代は約43.2円で、使用水量は約80L)。コンパクトで比較的低価格なドラム式洗濯機が欲しい人にはお薦めだ。

シャープ「ES-S7B」(実勢価格税込み14万円前後)
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安蔵 靖志(あんぞう やすし)
IT・家電ジャーナリスト、家電製品総合アドバイザー
安蔵 靖志

 デジタルAV機器を中心に、デジタルガジェットから白物家電まで幅広く取材・執筆している。All About「タブレット・電子書籍端末」「iPad」「パソコン周辺機器」「オーディオプレーヤー」「スピーカー」などのガイドも務めている。KBCラジオ(九州朝日放送)を中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『ヨドバシカメラプレゼンツ キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中!