乾燥方式で選ぶなら「ヒートポンプ方式」、オススメは東芝

 ドラム式洗濯機を選ぶなら、基本的に省エネ性・節水性の高い「ヒートポンプ方式」、もしくは日立アプライアンス独自の「ヒートリサイクル方式」をお薦めしたい。これはエアコンの室内機と室外機を同じ筐体の中に詰め込んだようなものと考えるといい。

 例えば冷房の場合、室内機が室内の空気から熱を奪って室外に温風として放出し、熱が奪われた(温度の下がった)風、つまり冷風が室内に流れる仕組みになっている。ドラム式洗濯機の場合は、エアコンの室内機の役割を担うユニットがドラム内の空気を乾燥させ、室外機の役割を担うユニットから出る温風によってさらに乾燥させるという仕組みになっている。

ヒートポンプ方式の仕組み(パナソニックのウェブサイトより)
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 ヒートポンプはヒーターに比べて熱効率が高いので、省エネ性が高いのも大きな特徴だ。また、ドラム槽内に送り込まれる風の温度は約60度と低いので、衣類を傷めにくい。日立の場合は、モーターから出る排熱を乾燥に再利用する独自の「ヒートリサイクル方式」を採用。これは、ヒートポンプ方式と同等の省エネ性能を実現している。

日立アプライアンスが採用するヒートリサイクル方式とヒーター方式の違い(日立アプライアンスのウェブサイトより)
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 最近はデザイン性を重視したパナソニックの「Cubleシリーズ」や、各メーカーの低価格モデルを除いて、ほとんどがヒートポンプ/ヒートリサイクル方式になっている。Cubleシリーズの場合はヒートポンプ方式に近い仕上がりになるように「低温風パワフル乾燥」を採用しているが、ヒーター方式の多くは高温風を採用しているため、縮みやすい点にも注意したい。

パナソニックのCubleシリーズが採用する「低温風パワフル乾燥」の仕組み(パナソニックのウェブサイトより)
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 ヒートポンプ方式の中でも特にお薦めなのが、東芝の「TW-117X6」、もしくは「TW-117V6」だ。「ウルトラファインバブル」による洗浄力も大きなポイントだが、乾燥容量が業界最大の7kgというのが最大の魅力。最上位モデルのTW-117X6には槽内LED照明や時計機能が搭載されているが、価格差が大きいので、そこまで細かいこだわりがなければTW-117V6をお薦めしたい。

東芝「TW-117X6」(実勢価格27万円前後)
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東芝「TW-117V6」(実勢価格19万円前後)
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