年間通して使えるダイソン

 今回比較する7機種の中で唯一のスリムタワーファンの「Dyson Pure Cool Link TP03」。実勢価格は2番目に高いバルミューダの「The GreenFan」と比べても約1.5倍と突出しているが、スマホ連携の空気清浄機能を搭載しているのが大きな特徴だ。本体サイズは幅196×奥行き196mmとコンパクトなため、A4用紙の約3分の2程度の省スペースで済むという点も魅力となっている。

ダイソン「Dyson Pure Cool Link TP03」(同5万8000円)
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 “羽根のない扇風機”を実現する独自の「Air Multiplierテクノロジー」を採用しており、開口部背後からの空気を巻き込むことで大風量を実現。一般的な扇風機と違ってファンが本体内部にあるため、均一でムラの少ない風を送れるのも特徴だ。

 空気清浄機能としては、トリス緩衝液を浸透させた活性炭(活性炭の量は従来の約3倍)を内蔵する「360°グラスHEPAフィルター」を搭載することで、従来モデルに比べて多くのニオイやホルムアルデヒドなどのガスを捕らえられるようになった。8畳の部屋を約27分、9畳の部屋を約30分、26畳の部屋を約60分で清浄できる。また、スマホ向けの無料アプリ「Dyson Link」(Android/iOS対応)を使うことで、出先から部屋の清浄度合いをチェックしたり、運転のオン・オフなどができる。

今回紹介する7機種の中で唯一空気清浄機能を搭載。スマホと連携して空気の清浄度合いをチェックしたり、遠隔操作できる
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 リモコンはかなりコンパクトで文字表記も全くないが、アイコンが分かりやすいため直感的に使える。本体にボタンが1つしかなく、風量切り替えなども本体では全くできないのは残念だが、最初にスマホアプリを設定してしまえばリモコンをなくしても大丈夫だ。リモコンはマグネットで本体上部に設置できることもユニークな点だろう。自動首振りは左右約70~80度程度。首振り角度を変更する機能はないのだが、思った場所にピッタリと止められるのでストレスは感じない。

リモコンはかなりコンパクトだ
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本体上部にリモコンを設置できる
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 本体は上部と下部の2つに分かれる程度だが、空気清浄機やサーキュレーターとして1年を通して使えることから、収納する必要はない。その点では、設置スペースがコンパクトなことも大きな魅力だ。

■ダイソン「Dyson Pure Cool Link TP03」の主な仕様
・消費電力:3~56W
・風量切り替え:10段階
・タイマー:切(15・30分、1~9時間まで1時間刻み)
・首振り:左右
・主な機能:空気清浄、空質センサー、ナイトモード
・空気清浄機能適用床面積:8畳(27分)、9畳(30分)、26畳(60分)
・本体サイズ:幅196×奥行き196×高さ1022mm
・重さ:約3.72kg