さまざまな製品ジャンルの中でも、買い替え時の判別が難しいのが家電。壊れてしまったらすぐに買い替えなければならないが、「性能が落ちた気がする」「使えるけど不具合が増えてきた」など、買い替えに踏み切れない場合もあるはず。そこで、ここでは家電の“賞味期限”について解説する。今回はエアコンについて紹介する。

一般的な家電の買い替えサイクルは7~10年程度

 2004年3月に調査が終了してしまったため情報が古いものの、総務省「消費動向調査」の「主要耐久消費財の買替え状況」によると、家電の買い替え期間は以下のようになっている。

・冷蔵庫:約10.1年(故障で買い替える率は約59.7%)
・洗濯機:約9年(同約76.2%)
・掃除機:約7.4年(同約87.6%)
・エアコン:約10.9年(同約69.3%)
・テレビ:約9.8年(同約72%)
(2004年3月 総務省「消費動向調査」より)


 これを見ると買い替えのサイクルは7~10年程度だが、その約6~9割が故障による買い替え、つまり壊れて泣く泣く買い替える状況となっている。壊れ方はそれぞれだろうが、冷蔵庫やエアコンの場合は、心臓部であるコンプレッサーの不具合によって冷えが悪くなる、掃除機の場合はモーターの故障で吸えなくなる、洗濯機は振動が大きくなってエラーが頻発する、テレビは映像が映らなくなったり、色合いがおかしくなるなどといったトラブルが考えられる。

 家電が壊れたら修理するか買い替えるしかないが、購入から数年ほど経過し、保証期間が過ぎてから故障した場合は悩ましいところ。保証期間を過ぎると、メーカーに修理見積もりを出してもらうだけでも出張料や見積もり診断料などがかかってしまう場合が多い。さらに主要部品の交換が必要になると、かなりの出費を覚悟しなければならない。

 家電量販店などで提供している「延長保証サービス」に加入していればほとんど出費がかからない場合もあるが、そうでなければ買い替えを検討せざるを得ない。特にエアコンは夏に向けてフル稼働させたい家電。故障してから困らないように今のうちにチェックしておこう。

naka / PIXTA(ピクスタ)
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家電の中で最も省エネ化が進むエアコン

 エアコンは、数十年前から省エネ研究がかなり進んでいるため、十数年前のエアコンから買い替えたとしても、ほかのジャンルの家電のように「電気代が半額になる」といったほどの大幅な省エネ効果は期待できない。しかし吹き分け機能はアップしているので、快適性や実際の使い勝手はかなり向上しているものが多い。