フィルターが大型化し、空気清浄機能もアップ

 従来モデルでは本体上部の送風口部を取り外し、上からフィルターをかぶせるスタイルだったが、新モデルは前後から取り付けるスタイルに変更された。約9mもあるHEPAマイクログラスファイバーを250回折り畳んだ高密度フィルターは、従来モデルに比べて容量が約60%アップ。吸収効率を高めるために、活性炭フィルターを従来モデルの約3倍にまで増やしたという。

Dyson Pure Coolのフィルター部
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 空気清浄能力の適用床面積はJEMA(社団法人日本電機工業会)規格でタワーファン、テーブルファンともに12畳(30分で清浄)、自社基準に基づく数値として、タワーファンが34畳(同)、テーブルファンが36畳(同)としている。

 ドーソン氏はここで紹介している自社基準について、「センサーでインテリジェントに検知するだけでは不十分で、部屋全体が正しく清浄されていることが必要だ」と語る。

 「JEMAの規格では約10平米の部屋にファンがあり、汚染物質を拡散させて1つのセンサーが空気質を測るというものだが、これを見る限り、平均的な日本の住宅環境を反映するとは思えなかった。そこで業界標準テスト以上のテストを開発した」(ドーソン氏)

JEMAの規格に基づいたテスト環境
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 ダイソンが開発したのが「POLARテスト」というものだ。

 「約27平米の部屋に毛髪の300分の1程度の物質も検知できるセンサーを9つ設置し、5秒ごとに空気質データを集めるというもの。オートモードにした機器を置き、反対側から汚染物質を出し、機械が感知できるかを見る。空気がきれいになったと機械が判断した段階で各センサーの数値を確認し、その性能を測る」(ドーソン氏)という。

ダイソンが独自に開発した「POLARテスト」環境
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