写真家の三井公一氏に注目の最新デジカメをいち早く試してもらい、撮って出しの実写画像を紹介する連載。今回は、キヤノンが10月末に発売したミラーレス一眼「EOS M10」を紹介する。シンプルで簡単な操作できれいな写真が撮れることを訴求した入門機で、チルト式液晶を180度動かしての自分撮りにも対応する。従来よりも小型化&広角化を図った新開発の標準ズームレンズが付属する点や、別売のジャケットの装着で着せ替え的なアレンジができる点も注目できる。スマホ写真からのステップアップを目指す人に向くミラーレス一眼の実力を、三井カメラマンに検証してもらった。

 キヤノンのミラーレス一眼「EOS M」シリーズに新しい仲間が加わった。その名は「EOS M10」。ポジションを絞ったモードダイヤルや、タッチ式のチルト液晶を利用した自分撮りモードなど、スマホで撮影に慣れ親しんだ初心者~入門者でも手軽に扱えるカメラに仕上がっている。

キヤノンのミラーレス一眼の入門機「EOS M10」。実売価格は、ボディー単体モデルが4万円前後、標準ズームレンズが付属するEF-M15-45 IS STM レンズキットが5万1000円前後、標準ズームレンズと22mmの単焦点レンズが付属するダブルレンズキットが6万3000円前後、ズームレンズ2本付きのダブルズームキットが7万円前後
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 EOS M10は、有効1800万画素のAPS-C型CMOSセンサーを搭載したミラーレス一眼だ。質量は約301g(メモリーカード、バッテリー含む)と、現行のキヤノンのミラーレス一眼で最軽量となる。シンプルかつ柔らかなデザインのEOS M10はルックスからも分かる通り、写真をバリバリ撮るというより、ファッションとしてカメラと撮影を楽しむ人に向けた製品というイメージを受けた。

凹凸の少ない柔らかなデザインを採用するEOS M10。標準でポップアップ式のストロボを内蔵する
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背面のタッチパネル液晶は自分撮り対応のチルト式を採用。レンズと同じ向きに動かせば、手軽に自分撮りできる
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 カラーバリエーションはホワイト、グレー、ブラックの3種類と控えめだが、ボディーの下半分に装着してアレンジできる7色のフェイスジャケット、さらに2色のグリップも用意し、ユーザーが自由にコーディネートを楽しめるように工夫している。

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別売のフェイスジャケット(左、全7色)やグリップ(右、全2色)を装着すると、印象ががらっと変わる。現在「All Canon プラチナ・キャンペーン」を実施しており、EOS M10の購入者に対しどちらか1点がプレゼントされる