フルオートを卒業したあとも長く使えるカメラだ

 室内や夜景など、さまざまなシチュエーションでもカメラ任せでキレイに撮れるオート撮影機能も備えており、子育てで忙しいパパやママでもシャッターを押すだけで大切な1枚を残せる。子どもと散歩している最中や、部屋の中で遊んでいる一瞬の表情をサクッと撮れるのだ。もちろん、撮影設定を変えた本格的な撮影にも対応する。

 E-M10 Mark IIIは、ダイヤル類が先代よりも大型化され、オリンパスのミラーレス一眼のなかでも一番操作しやすいといえるほどだ。パパママも、フルオートを卒業したら、本格的に撮影に挑むことをオススメしたい。それだけのポテンシャルを持つカメラだと感じる。

E-M10 Mark IIIは首や肩から提げてもいいし、ストラップを手に巻き付けた状態で歩いても苦にならない。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは薄くて軽いので、レンズを付けたままでも気楽に持ち歩ける。ラフモノクロームで単線の踏切で列車をスナップしてみた(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ使用、ISO200、1/200秒、F6.3)
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M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは35mm判換算で300mm相当の望遠撮影が可能だ。軽くコンパクトなので携行も楽チンだが、レンズ外装の仕上げの安っぽさが残念だ。特に、E-M10 Mark IIIのシルバーボディーに装着すると、チグハグな印象が強まる(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R使用、ISO250、1/500秒、F5.6、-0.3補正)
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カメラ任せのiAUTOモードでも問題なく撮れるので、普段はこのモードでゆったり撮影しよう。初秋の澄みつつある青空はやや鮮やかすぎる印象だが、メタリックとガラスで構成されたビルの質感はいい印象だ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ使用、ISO200、1/320秒、F8.0)
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E-M10 Mark IIIは、ファミリー層の初心者ユーザーから上級機のサブカメラとして、幅広い層のニーズ応えられる小さな名機だと感じた(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ使用、ISO200、1/250秒、F10.0)
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三井公一(サスラウ) Koichi Mitsui
氏名 iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影している。2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。著書にはiPhoneで撮影した写真集「iPhonegrapher―写真を撮り、歩き続けるための80の言葉(雷鳥社)」、「iPhone フォトグラフィックメソッド(翔泳社)」がある。公式サイトは http://www.sasurau.com/、 ブログは http://sasurau.squarespace.com/、 ツイッターは @sasurau