エイスースの「ZenFone Zoom S」は、高性能スマホのトレンドであるデュアルカメラを搭載した最新SIMフリースマホだ。広角側カメラと望遠側カメラの2つをシチュエーションに応じて使い分けられるのが便利。大容量バッテリーも搭載しており、写真撮影を思い切り楽しめるAndroidスマートフォンに仕上がっていた。

エイスーステック・コンピューターの高性能SIMフリースマホ「ZenFone Zoom S」。実売価格は5万3000円前後
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「Zoom」といっても光学ズームではなく、広角カメラと望遠カメラの2つを搭載

 カメラ機能をウリにしているスマートフォンは、ほぼ例外なくデュアルカメラがトレンドになっている。広角側のカメラと望遠側のカメラを自在に切り替えて、自分のイメージする表現に合った写真が撮れるというものだ。ZenFoneシリーズの高性能モデルという位置づけのZenFone Zoom Sも、当然ながらデュアルカメラを採用する。

 注意したいのが、機種名にズームと名が付いているものの、光学ズーム機能を搭載しているわけではない。1.0倍(広角側カメラ、25mm相当)、2.3倍(望遠側カメラ、59mm相当)、5.0倍(望遠側カメラ、デジタルズーム併用)という具合に、利用するカメラを切り替えつつデジタルズームを併用することでズームする仕組みだ。カメラの切り替えは簡単で、画面上の倍率が表示されているアイコンをタップするだけ。細かく調整したい場合はスライダーを操作すればよい。

ZenFone Zoom Sの背面カメラは、35mm判換算で25mm相当の広角側レンズと59mm相当の望遠側レンズのデュアルカメラを採用。いずれも、光学ズーム機能は搭載しておらず、それ以外の焦点距離はデジタルズーム併用での撮影となる
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 明るさや条件によっては、必ずしも望遠カメラが使われるわけではなく、広角カメラとデジタルズームの組み合わせになる場合もあった。このあたりの処理は、デュアルカメラを採用するアップルのiPhone 7 Plusと同様のようである。

1.0倍(25mm相当の広角側カメラ)で撮影。等倍で見ると、やや硬く塗り絵っぽい描写が気になるが、引いて見ると気にならない絵作りだ(ISO53、1/2600秒、F1.7)
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2.3倍(59mm相当の望遠側カメラ)で撮影。こちらのほうが広角側カメラでの撮影よりも自然な描写になった(ISO50、1/756秒、F2.6)
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5.0倍(望遠側カメラでデジタルズームを併用)も思っていたほどは悪くない印象だ。むしろ、広角側カメラでの撮影よりも自然な写りだと感じる(ISO50、1/645秒、F2.6)
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