キヤノンのフルサイズ一眼レフの入門機「EOS 6D」が5年ぶりにモデルチェンジを果たし、「EOS 6D Mark II」となって登場した。最新一眼レフのトレンドを余すところなく取り入れ、キヤノンらしい完成度の高いカメラとなっている。

キヤノンが8月に発売したフルサイズデジタル一眼レフカメラ「EOS 6D Mark II」。実売価格は、ボディー単体モデルが22万5000円前後、EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMが付属するEF24-105 IS STM レンズキットが27万円前後、EF24-70mm F4L IS USMが付属するEF24-70L IS USM レンズキットが32万8000円前後
[画像のクリックで拡大表示]

 扱いやすい軽量のフルサイズ一眼レフを待つEOSファンは、「6Dの新型はいつ出るのか!?」と長い間ヤキモキさせられたことだろう。キヤノンからの満額回答といえるのが「EOS 6D Mark II」である。さまざまな装備や機能は、5年待たされた分だけしっかりとブラッシュアップされていた。

 画素数は約2020万画素から約2620万画素になり、位相差AFセンサーを組み込んだデュアルピクセルCMOS AF対応に進化。もちろん、画像処理エンジンは最新のDIGIC 7になっている。昨今のトレンドであるタッチパネル式のバリアングル液晶も採用し、画質も使い勝手も最新モデルにふさわしい内容となった。

画素数は前モデルの約2020万画素から約2620万画素へと増え、精細感のある描写が可能となった。ハイライト部やシャドー部の粘りもよく、錆の細かいディテールの写りも好ましい(EF24-70 F4L IS USM使用、ISO100、1/100秒、F10.0、-0.7補正)
[画像のクリックで拡大表示]
高感度特性も向上した。このカットはISO2000だが、実にクリーンな写りだ。常用ISO感度はISO100~40000だが、ISO3200くらいまでならば問題なく使える印象である。SNSなどで使う小さいカットならば、もう少し上の感度でもOKだろう(EF24-70 F4L IS USM使用、ISO2000、1/60秒、F4.0)
[画像のクリックで拡大表示]
細部の描写力に優れる新ピクチャースタイル「ディテール重視」は、緻密な質感描写と階調性を手に入れた。信頼性の高いオートホワイトバランスとオートライティングオプティマイザなど、EOS 6D Mark IIは絵作りにこだわるフォトグラファーの期待にしっかり応えてくれる(EF24-70 F4L IS USM使用、ISO100、1/40秒、F11.0、+0.3補正)
[画像のクリックで拡大表示]