写真家の三井公一氏に注目の最新デジカメをいち早く試してもらい、撮って出しの実写画像を紹介する連載。今回は、リコーイメージングが2016年7月22日に発売したデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-70」を取り上げる。普及価格帯のモデルながら、氷点下でも使える防塵防滴ボディーや、ガラスプリズムを採用した見やすい光学ファインダー、ローパスセレクターに対応した高画素CMOSセンサーなど、上位モデル並みの装備を誇る。ペンタックスファン注目モデルの画質や使い勝手を三井カメラマンが検証した。

 リコーイメージングから、コンパクトながらキレのいいデジタル一眼レフが登場した。そのカメラは、ペンタックスブランドをまとった「PENTAX K-70」。ホールディングしやすいボディーに、上級機種並みの機能を盛り込んだ意欲的な1台に仕上がっている。

リコーイメージングが7月22日に発売したデジタル一眼レフカメラ「K-70」。小型軽量の普及価格帯モデルながら、防塵防滴仕様のボディーを採用したのがポイント。実売価格は、ボディー単体モデルが7万2000円前後、防塵防滴タイプの高倍率ズームレンズが付属する18-135WRレンズキットが10万2000円前後
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 K-70は、有効約2424万画素でローパスフィルターレスのAPS-C型CMOSセンサーを搭載する。ローパスフィルターの効果の有無を選べるローパスセレクターや、撮像素子の画素数を超えた高精細写真を撮影するリアル・レゾリューション・システム、ボディー内手ブレ補正機構、赤道儀なしで天体追尾が可能なアストロトレーサーなど、ペンタックスお得意の機能が盛りだくさんだ。しかも、ボディーは防塵・防滴構造で、耐寒性能はマイナス10度をクリア。タフなのに小型で持ち歩きしやすいとなれば、旅行や行楽に持ち出すファミリー層だけでなく、アウトドアスポーツが趣味の人にも最適のカメラではないだろうか。

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ボディーカラーはブラック(左)とシルキーシルバー(右)の2色を用意する
PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WRを装着してブラブラ撮影。ローパスレスセンサーの効果もあり、屋根瓦のシャープな様子を写し取ることができた。立体感にも注目だ(PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WR使用、ISO100、1/200秒、F6.3、-0.7補正)
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煉瓦造りの洋館を撮影。煉瓦のひとつひとつがとてもよく写っている。時間の経過を感じさせる窓枠の描写など、K-70の写りはリアリティーを感じさせるものがある(PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WR使用、ISO100、1/60秒、F8.0、+0.3補正)
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K-70は何より写りがいい。ローパスレスセンサーの効果、手ぶれ補正機能の効きなどがあり、さまざまな被写体をそつなく捉えることが可能だ。レンズのチョイスによって使用シーンが大きく広がるに違いない(PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6ED AL[IF] DC WR使用、ISO200、1/200秒、F10.0)
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