写真家の三井公一氏に注目の最新デジカメをいち早く試してもらい、撮って出しの実写画像を紹介する連載。今回は、パナソニックが5月中旬に発売したミラーレス一眼の中級モデル「LUMIX DMC-GX7 Mark II」を取り上げる。ベストセラー機「LUMIX DMC-GX7」で定評のあるスリムボディーを継承しつつ、撮像素子をローパスレスタイプに一新し、ボディー内手ぶれ補正機構とレンズ内手ぶれ補正を併用できるように改良するなどした。注目の画質や使い勝手を三井カメラマンが検証した。

 精細感の高い写真を撮影できるローパスフィルターレスのセンサーと、ボディー内5軸+レンズ内2軸のデュアル手ぶれ補正機構を搭載した、軽量コンパクトなマイクロフォーサーズ機が登場した。そのカメラは、パナソニックの「LUMIX DMC-GX7 Mark II」(以下、GX7MK2)。好評だった「LUMIX DMC-GX7」(以下、GX7)の進化版だ。

パナソニックが2016年5月中旬に発売したミラーレス一眼の中級モデル「LUMIX DMC-GX7 Mark II」。実売価格は、ボディー単体モデルが8万8000円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6」が付属するレンズキットが9万8000円前後、単焦点レンズ「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7」が付属する単焦点ライカDGレンズキットが12万5000円前後
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 デザインや装備は先代GX7の面影を色濃く残すGX7MK2だが、細かくチェックすると大幅な変更点が見受けられる。外観では、チルト式だったEVFが固定式になったことが挙げられる。接眼部が上に向けられるため、ウエストレベルでの撮影は確かにしやすかった。だが、不意にチルトしていることが多く、アイレベルで撮影したい時に跳ね上がっていて、とっさのシャッターチャンスを逃したというケースもあった。GX7MK2は背面液晶がチルト式なので、EVFは固定式でも問題は少ないだろう。

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リニューアルした「GX7MK2」(左)と、旧モデルとなった「GX7」(右)。電子ビューファインダー(EVF)が上方向に可動するGX7に対し、GX7MK2は固定式となった。GX7MK2は新たにボディー内手ぶれ補正機構を搭載したにもかかわらず、本体サイズがほとんど変わらないのは評価できる
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「GX7MK2」(左)と「GX7」(右)の背面。電子ビューファインダーが固定式か可動式かという違いはあるが、ボタンレイアウトや内蔵ストロボの位置など基本的な構造はかなり似ている