キヤノンのミラーレス一眼「EOS M」シリーズにニューフェースが加わった。4月20日に登場した「EOS M6」は、以前この連載でインプレッションしたハイエンドモデル「EOS M5」の弟分にあたるカメラだ。ビギナーもターゲットにした売れ筋モデルながら、EOS M5と同等のスペックを持つ欲張りな1台に仕上げられていた。

キヤノンが4月20日に発売した「EOS M6」。実売価格は、ボディー単体モデルが9万円前後、EF-M15-45 IS STMレンズキットが10万5000円前後、ダブルズームキットが12万5000円前後、EF-M18-150 IS STMレンズキットが13万円前後。いずれも、外付けの電子ビューファインダーが付属するEVFキットを数量限定で用意する
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撮像素子や画像処理エンジンなど基本性能は上位機種「EOS M5」と同じ

 前述の通り、基本スペックはEOS M5とほぼ同等だ。約2420万画素のAPS-C型CMOSセンサーは高速オートフォーカスが可能なデュアルピクセルCMOS AFに対応し、画像処理エンジンも最新のDIGIC 7をおごる。ISO25600までの常用感度や最高約9.0コマ/秒の高速連写など、撮影性能もまったく同じだ。

 M5と大きく違うのは、内蔵EVFを持たない点にある。これによりボディーがコンパクトになり、重量もEOS M5の427g(メモリーカード、バッテリー含む)に対して390g (同)と少し軽量化された。

EOS M6はEVF(電子ビューファインダー)を内蔵していないため、高さが抑えられている
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EOS M5は上部にEVFを内蔵しているので、高さがある。デザインもややゴツい
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EOS M6は軽量コンパクトながら、EOS Kissシリーズと同じAPS-Cサイズの大型撮像素子を搭載するので描写力が高い。岸壁の凹凸感や係留されている船の立体感もしっかりと描いてくれた(EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM使用、ISO200、1/400秒、F5.6、+0.7補正)
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キヤノンが誇る「デュアルピクセル CMOS AF」は、特に動体撮影で威力を発揮する。こまめにピョンピョンと跳ね回るペンギンも難なく撮ることができた。羽毛のディテールもよく再現されている(EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM使用、ISO100、1/500秒、F6.3)
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EOS Mシリーズに対応するEF-Mレンズも、徐々にラインアップが増えてきた。LEDライトを内蔵するマクロレンズ「EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM」(実売価格は3万3000円前後)を使えば、等倍から1.2倍までの近接撮影が可能。チルト式液晶を起こし、カメの顔に肉薄してシャッターを切ったところ、カメの目から泡が出ていることも確認できた(EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM使用、ISO100、1/250秒、F3.5)
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