動きの激しい被写体の撮影に最適

 「X-Pro2」「X-T2」のミラーレスのフラッグシップ機2モデルをラインアップしている富士フイルムから、操作性に優れたプロ写真家向けの最新機種「X-H1」が登場した。

 APS-Cサイズ(23.5×15.6mm)、2430万画素のX-Trans CMOS IIIセンサー、画像処理エンジンX-Processor Proなどは、X-Pro2およびX-T2から変わっていないものの、5軸5段(最大5.5段、XF35mmF1.4 Rレンズ装着時)というボディー内手ブレ補正機能をシリーズ初搭載したのがビッグニュースだ。しかも、同社の多くのレンズで5段以上の補正効果が得られるという。これはスゴい。

 また、動体へのオートフォーカス(AF)性能もX-T2同等で、測距点は91点(最大325点)。像面位相差の低照度限界が拡張され、暗所でのAF速度・精度も向上している。フォーカスポイントを指先でダイレクトに操作できる「フォーカスレバー」や、親指AF用に独立した「AF-ONボタン」を装備するなど、スポーツ中など動きの激しい被写体の撮影に威力を発揮する仕様だ。

富士フイルムの「Xシリーズ」の新たなフラッグシップモデル「X-H1」。直販サイトでの価格は税込み25万8660円
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X-Pro2、X-T2、X-E3など、同社のハイエンドモデルは2430万画素のAPS-Cセンサーを搭載しているが、操作性、撮影対象によってユーザーがカメラをチョイスできるのがイイ。そしてどのモデルも富士フイルムが長年培ってきた美しい描写を見せてくれる。これもハイライト部の粘りと壁のディテール感がとてもいい(ISO 200、1/480秒、F5.6、焦点距離23mm)
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X-H1は高剛性・高耐久のボディーと強力なボディー内手ブレ補正機能、しっかりとホールドできる大きなグリップ、そしてクイックレスポンスのAF、素晴らしい色合いのフィルムシミュレーション、ささやくようなシャッターと実に使い勝手のいいミラーレス一眼カメラに仕上がっていた。写真を撮る気にさせてくれる「何か」を感じさせる1台だ(ISO 200、1/3秒、F5.6、焦点距離16mm)
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X-H1の手ブレ補正機能は強力だ。日があまり差さない路地裏を絞って撮影したカットだが、1/5秒でも全然ブレていない。今までリリースされたXマウントレンズの多くでこの手ブレ補正機能の恩恵にあずかれるのが素晴らしい(ISO 200、1/5秒、F8.0、焦点距離16mm)
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■変更履歴
初出時、ボディー内手ブレ補正機能の効果が得られるのは同社の「レンズ全てで」としておりましたが、「多くのレンズ」の誤りでした。該当箇所は修正済みです。[2018/3/30 11:40]