キヤノンが2015年10月に発売してヒットした高級コンパクトデジカメ「PowerShot G9 X」(以下、G9 X)が早くもモデルチェンジを実施し、「PowerShot G9 X Mark II」(以下、G9 X II)が登場した。最新の画像処理エンジン「DIGIC 7」の搭載で画質やレスポンスを向上しつつ、Bluetoothを新たに内蔵するなどの機能アップを果たした。それでいながら、大型センサーを搭載したPowerShot Gシリーズで史上最軽量となる206gに軽量化したのが目を引く。

キヤノンが2月下旬に発売する高級コンパクトデジカメ「PowerShot G9 X Mark II」。ボディーカラーは写真のシルバーとブラックの2色を用意する。実売価格は6万円前後
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評価の高いデザインやサイズを変えず、内部を一新

 1型の大型CMOSセンサーを搭載しながらスリムな小型軽量ボディーにまとめた先代のG9 Xは、完成度の高さが高い評価を得たこともあり、今回登場したG9 X IIでは外観がほぼ据え置きとなった。旧G9 Xユーザーは思わず胸をなで下ろしたくなるかもしれないが、変わらないのは見た目だけ。内部はしっかりとブラッシュアップが図られ、機能や画質は着実に向上している。

新しいPowerShot G9 X Mark II(左)とこれまでのPowerShot G9 X(右)。デザインは基本的に据え置きとなった
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背面も基本的に同等だが、PowerShot G9 X Mark II(左)は右手の親指が当たるグリップの形状が改良され、ホールド性が高められた
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エッジを効かせたボディーはシャープな印象が強く、男女を問わず積極的に持ち歩きたくなるデザインになっている。確実なフィードバックがあるレンズ周囲のコントロールリングと、さまざまな操作がダイレクトにできるタッチパネル液晶の組み合わせはとても使いやすい。カラフルなグラフィックも思った通りに撮ることができた(ISO125、1/320秒、F4.0、28mm相当)
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G9 X IIは撮影者が自由に設定を変えて撮影を楽しめるカメラだが、カメラ任せのフルオートでも満足のいく仕上がりが得られる。上質なデザインに惹かれて購入しても、難しいことを考えずイージーに使える懐の深さが魅力といえる(ISO125、1/500秒、F4.0、28mm相当)
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206gという軽さと薄さを兼ね備えたボディーは、日常的に携帯してのスナップ撮影やちょっとした旅行に持ち出すのに向く。大きなセンサーを搭載しているので、日ごろスマホカメラの画質に物足りなさを感じていた人にはお薦めしたいカメラといえる。もちろん、EOSシリーズなどデジタル一眼レフのサブカメラとしても好適だ(ISO125、1/60秒、F4.0、45mm相当)
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