ファーウェイ・ジャパンが2016年12月に発売した新しいSIMフリースマホ「HUAWEI Mate 9」が、味のある写真を撮りたいと考える層から注目されている。2016年6月に登場してヒットした兄弟モデル「HUAWEI P9」と同様に、ライカと共同開発したデュアルカメラを搭載。ボケの表現を撮影後でも自在に変えられる「ワイドアパーチャ撮影」など、P9で人気の機能を継承しつつ、撮像素子の改良などで画質に磨きをかけた。

5.9型の大型液晶を搭載する堂々としたフォルムの「HUAWEI Mate 9」。シルバーとゴールドの2色を用意する。実売価格は5万9000円前後
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画素数アップで精細感を向上、画質劣化の少ない2倍のデジタルズームも

 あのライカと協業したことがカメラファンの間で大きな話題となったP9だが、カメラ機能の改良で写りをさらに高めたのがこのMate 9といえる。

 デュアルカメラのうち、モノクロ側の画素数をP9の1200万画素から2000万画素に高画素化したことが大きな変化といえる(カラー側は1200万画素で据え置き)。P9やMate 9のデュアルカメラは、モノクロカメラで被写体までの距離や被写界深度を計測し、カラーカメラで得た色情報を加味して雰囲気のある写真を作る仕組みだ。Mate 9は、モノクロセンサーを高画素化することで豊かなディテールとシャープな解像感を獲得。さらに、画素数の多いモノクロ側センサーの情報を利用して画質劣化を抑えたデジタルズーム(最大2倍)を実行する「ハイブリッドズーム」機能も新たに搭載した。

河川敷の夕景をパシャリ。自然な色合いとトーンで肉眼の印象に近い仕上がりとなった。明部から暗部までヒトの知覚する領域とほぼ同じ再現性だと感じた。太陽の回りにやや色づきが見られるが許容範囲といえるだろう
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ハイブリッドズームはテレ側でも画質があまり低下せず、十分実用になる印象を持った。これは、2000万画素化されたモノクロカメラの恩恵だ
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室内の撮影も仕上がり良好だ。被写体の素材感や光沢感、ホワイトバランスも自然で、いつでもどこでも手軽にあらゆるシーンを捉えられる
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