文書作成ソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」など、ビジネス向けのソフトはマイクロソフトが強いが、ノートアプリだけは、これまで強力なライバルがいた。「Evernote」だ。しかし最近、この分野でもマイクロソフトの「OneNote」の評判が高まってきている。加えて、ここに来てEvernoteが利用条件を変更し、実質値上げに踏み切ったことで、OneNoteに追い風が吹いている。そこで今回は、2つのアプリの機能を比較し、どちらを選ぶべきか考えていきたいと思う。

 とはいえ、実は両アプリ共に機能をすべて紹介しようと思ったら、それぞれに本が1冊書けてしまう。どの機能を取り上げるかは、僕の独断と偏見になることをお断りしておく。

 まず、大量の情報を扱うのにはOneNote 2016(以下OneNote)よりもEvernoteのほうが適している。例えば、Evernoteの「ノートブック」のリストには、各ノートブックに含まれている「ノート」の数が「アイデア(4)」のような書式で表示される。どのノートブックにどれだけのノートが収納されているのかがひと目で分かって便利だ。一方、OneNoteはノートが多くなると、その数が分かりにくい。

 一方で、Evernoteはインタフェースが独特なのが難点だ。メニューは決して分かりやすいとはいえず、慣れるまでには少し時間かかるだろう。その点、数々のOfficeアプリを作ってきたマイクロソフトのOneNoteは分かりやすい。というより、WordやExcelと共通しているメニューや操作が多いので取っつきやすい。

Evernoteは多くの情報を表示できるが、やや分かりづらい
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OneNoteは取っつきやすいが、表示できる情報量は少ない
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