1カ月ほど前、ある連載で掲載する内容を検討していたときのことだ。僕はスマートフォン用のモバイルバッテリーがとても好きなのでそれを提案した。すると編集者は「あまり関心がない」とのこと。バッテリーが好きなのは僕だけかと思い、周囲の人に聞いてみたところ、反応はまばらだった。関心を持って結構買っている人もいれば、まったく使ったことがないという人もちらほら。半信半疑で記事を書いてみたところ、予想以上にウケた。

 たかがバッテリーだが、スマートフォン全盛の時代だけに、こだわって探している人も予想以上に多いのだろう。製品の進化も著しく、どんどん容量が増える一方でサイズはコンパクトになり、また価格も下がって今や1万mAhの人気モデルが2000円台で手に入るようになった。

 僕は、アマゾンでモバイルバッテリーを買うことが多いのだが、同サイトのランキングで上位を占めているのがアンカーブランドの製品だ。4月末の時点では、1、2、3、5、8、10位がアンカー製だった。しかも、数百、数千というレビューが付いている。それを見て僕は、月に数千個程度が売れていると思っていたのだが、そんな数は1日ではけてしまうらしい。

 これまではアマゾン中心に販売してきたという同社。だが、今後は店頭での販売にも力を入れていくという。アンカーの製品がどのように販売数を広げてきたのか、アンカー・ジャパン代表取締役の井戸義経氏に聞いた。

アマゾンの売れ筋ランキングでベストテンの上位を占めるアンカーのバッテリ-
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