パソコン、スマートフォンが普及し、ビジネスシーンでも日常生活でも不可欠なものになったことで、現代人の姿勢の悪さが指摘されることが多くなりました。特にスマホについて言えば、画面をのぞき込むために首を曲げて背中を丸めることが多く、“スマホ姿勢”という言葉も使われるようになりました。

 パソコンを使ってデスクワークをする場合、キーボードを打つために両腕が前に出て、ノートパソコンであれば画面を見るためにやや顔が下を向くというのは、自然な動きです。スマホでメールを打つ、SNSなどをチェックする場合も同様でしょう。肩、頭が前に出て少々背中が曲がるのは、パソコン、スマホを使うための正しい姿勢ともいえるのです。これを無理に正し、「顔を上げ、肩甲骨を寄せて作業しましょう」というと逆に疲れてしまいますし、仕事の効率も悪くなってしまいます。

 しかし当然ながら、スマホ姿勢そのものが良いというわけではありません。猫背の状態が続くと肩こりなどの原因にもなりますし、老けて見られたりすることもあるでしょう。背筋が伸びているほうがスーツも似合いますよね。

 また、猫背のまま年齢を重ねていくと、直すことが難しくなってしまうという問題も出てきます。

 40、50代の猫背は、筋力不足と筋肉の柔軟性不足が原因。これは筋力トレーニングとストレッチで解決することが可能です。しかし、猫背の状態が続いて骨の形が変わってしまうと元に戻すことは極めて難しくなってしまいます。

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