たぶん、欲しい人は、とうの昔に手に入れているハズ。とっくに使い倒しているに違いない。「とう」だの「とっく」だのと、日本語ってのはホントに奥深いものでして……というハナシはさておき、ニコン「D500」、よい子のみんなは、もう買ったかなぁ~?

APS-C型のCMOSセンサーを搭載するニコンDXフォーマットの最上位モデルとなるデジタル一眼レフカメラ「D500」。写真のレンズは、今回の撮影作例でよく利用した望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」(実売価格は26万円前後)だ。D500の実売価格は、ボディー単体モデルが22万円前後、16-80 VRレンズキットが31万円前後
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 その登場を知ったときには正直ビビリましたぜ。私は「D300Sの後継機は、もう登場しないに一票!」の立場をずーっと堅持してきていたつまらぬ男だからだ。デジタル一眼レフに対し、ニコンは完全にFXフォーマット(フルサイズ)に舵を切ったと考えていた。だって、フラッグシップである1桁シリーズの着実な進化のみならず、例えば「D600」という“より身近に接することのできるモデル”が登場したり、「Df」という実験的要素を含めた派生モデルが誕生したり、「D750」で見せたフルサイズ機としての新たな提案がまぶしかったり、さらにはFXフォーマット対応レンズのラインアップが単焦点レンズを含めここ3~4年でググーンと充実ぅ~、なんてことが続いていたんだもん。「D600」に関しては、「D610」への素速いマイナーチェンジというヤル気マンマンの出来事もあったしねぇ(え? そりゃヤル気じゃなくオトナの事情!?)。

 ま、要するに「DXフォーマットなどもはや眼中にナシ」的なニオイを感じ取ってしまうのも仕方のない状況ではあったのだ。しかも、追い打ちをかけるように、D7000からD7100へのモデルチェンジが、やっつけに見えなくもないアレだったという……。その反動か、D7200は地味に相当よくなっているのだけど。

 そんなこんなで、DXフォーマットの一眼レフで残存するのは3000番台と5000番台だけで、それも遠くない将来「ニコン1じゃないミラーレス機」に取って代わられる……というのが、D300を最後にDXフォーマットとは縁を切っていた(フルサイズに移行していた。ただし、のちに気まぐれ?でD5500を入手)私の手前勝手な未来予想図だったのである。

 でも、ニコンは満を持してD500を送り出してきた。私の描いた未来予想図は、ドリカムも思わず目を背けるであろう無残なまでの大ハズしだったワケでして。いやはや面目ない……。