今回のお題は、オリンパスが2016年末に発売した高性能ミラーレス一眼「OM-D E-M1 Mark II」(以下、E-M1 Mark II)だ。オートフォーカスや連写の性能を大きく引き上げ、プロ向け一眼レフをしのぐ速写性能を備えたことが写真ファンの間で大きな話題となった。旧モデルの「OM-D E-M1」(以下、E-M1)を2台体制で愛用してきた落合カメラマンは、手持ちのミラーレス一眼やデジタル一眼レフの一部をバッサリ処分したうえでE-M1 Mark IIを導入するなど、並々ならぬ評価をしているようだ。

 まずは、みずからの立ち位置(ミラーレス機との関係性)を明らかにしておくべきだろう。この連載を以前から読んでくれている方には先刻ご承知のこととも思うのだが、ここ数年の私は決して“一眼レフ命!”ではなかった。分け隔てなく、便利にミラーレス機を使い続けてきているのだ。いや、そればかりか、コンデジ系、とりわけレンズ一体型の高倍率ズーム搭載機にも人並み外れた期待を寄せている(ゆくゆくは、それ1台ですべてを済ませたいと思っている)状態でもある。つまり、本質的には「レンズを交換するという行為にも特段のこだわりはない」つまらない人間なのである。

 実は去年、某ミラーレス機のシステム一式を手放している。そして今年に入り、一眼レフシステムの一部を整理した。具体的には、使用頻度の低いボディーとレンズ(大三元レンズの一部を含む)を手放したのだが、おかげで機材だけじゃなく身も心もスッキリ。この蛮行(?)をきっかけに、撮影仕事の方までスッキリ・スッカラカンになってしまってはシャレにならんのだけど、ともあれそこまで踏み込むきっかけになったのは、ナニを隠そう、このオリンパス「OM-D E-M1 Mark II」の登場だった。

オリンパスが2016年12月末に発売したミラーレス一眼のフラッグシップモデル「OM-D E-M1 Mark II」。ボディー単体モデルの実売価格は21万円前後で、一時の強い品薄状態は解消された
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