ジョギング・ランニングの年1回以上の実施者は893万人、そのうち467万人が週1回以上の頻度で走るランナーであると推計されている(笹川スポーツ財団の2016年の調査)。2012年はそれぞれ1009万人と572万人だからここ数年は減少傾向にあるといえるが、2006年の調査では年1回の実施者が606万人、週1回の実施者が298万人だったことを考えると、流行は落ち着いたもののランニングがライフスタイルの一部としてある程度根付いたといえそうだ。

 ランニングシューズの新作が発表されるタイミングは年に2回。東京マラソンのある2月、夏が終わり本格的なランニングシーズンがスタートする9月に発表されることが多い。昨今の健康ブーム、ランニングブームも手伝って、市場に参入するメーカーは増加。競合と差異化を図るために開発された新しいテクノロジーを搭載した個性的なモデルが、毎年のように登場している。

日本人ランナーの着用率高いアシックス「ゲルカヤノ」

 一方で、細かなアップデートを繰り返しながらランナーに支持され続けている定番モデルも存在する。その最たる例がアシックスの「ゲルカヤノ」だろう。ハーフ、フルを問わずマラソン大会に出場する日本人ランナーのアシックス着用率は高い。なかでも、フルマラソン完走を目指すビギナーランナーに適したゲルカヤノは人気シリーズだ。1993年に発売された「ゲルカヤノ トレーナー」からその歴史は始まり、抜群のクッション性と安定性で20年以上に渡ってランナーの足元を支えている。

 最新作「ゲルカヤノ24」はかかと部の外側周囲に「メタクラッチ」と呼ばれる大型樹脂製のヒールカウンターを搭載。ミッドソールは2層構造で、下層部分にはアシックス独自のスポンジ材「FlyteFoam(フライトフォーム)」を搭載。これはアシックスが採用していた従来のEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)よりも約55%軽く、クッション性と耐久性にも優れているという。上層部分にはクッション性と反発性を併せ持つ「SpEVA(スピーバ)」を搭載。衝撃緩衝性に優れた「T-GEL(ティーゲル)」とともに、着地時の衝撃を抑えて推進力を生み出してくれる。

左はアシックス「ゲルカヤノ24」(1万5500円、写真はブラック/フラッシュグリーン)、右は「レディ ゲルカヤノ24」(1万5500円、写真はブルーパープル/レガッタブルー)
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