笹川スポーツ財団の調査によると、推計の競技人口がおよそ1000万人とされているランニング。東京マラソンがスタートする前年の2006年の調査と比べると、約400万人増加しているというから驚く。

 この10年で急速に競技人口が増えたランニングだが、一時のブームで終わる雰囲気はなく、都市部を中心に、ライフスタイルとしてしっかりと組み込まれた印象だ。気温が下がり走りやすくなる秋から冬にかけてのランニングシーズンは、今でも皇居周辺を走るランナーは非常に多く、都内の大きな公園に行けばたくさんのランナーと必ずすれ違う。

 東京マラソンへの応募者数は2015年大会に続き、2016年大会も30万人以上を記録。第7回大会からは常に10倍以上の抽選倍率となっていることからも、人気の高さと、フルマラソンを走りたいと思う人の多さがうかがえる。

 各スポーツメーカーもランニングカテゴリーに注力している。新機能を採用したニューモデルが春に大々的に発表されることは恒例となり、東京マラソンや大阪マラソンの前に開催されるエキスポには多くのメーカーが出展。ショップや、ランニングステーションでのランニング教室や試走会も定期的に行われている。

 こうしたランニングのライフスタイル化に合わせたのだろうか、ここ数シーズン、タウンユースが可能なデザインのランニングシューズが目立ってきており、2016年はその流れが加速しそうだ。

ニット調のアッパーを採用したアディダス「マナ バウンス ニット」

 アディダスの新作「マナ バウンス ニット」は、ニット調のアッパーを採用することで、日常でも履きこなしやすい雰囲気に仕上げられているのが特徴だ。いわゆるレース仕様のモデルに多い、「これぞランニングシューズ」といった素材使い、色使いではないので、例えばデニムやチノといったベーシックなボトムともうまく合わせられるはず。

 もちろんランニングシューズとしての機能も十分にある。ミッドソールに採用されているBOUNCEフォームはクッション性に優れ、アウトソールもそのクッション性を活かすように設計されている。日本人の足型に合わせたラスト(靴型)が使われている点も魅力のひとつだろう。

アディダス「マナ バウンス ニット」(希望小売価格7900円)。写真の色はビスタグレー×コアブラック×セミソーラースライム
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同じくアディダス「マナ バウンス ニット」。左がセミソーラースライム×ローライム×イーキューティーオレンジ、右がイーキューティーブルー×クリスタルホワイト×ショックブルー