NTTドコモがiモードケータイ(ガラケー)の出荷終了を発表。中古品や未使用品が割安な価格で入手できる中古ショップの存在感が高まっている
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 NTTドコモが、iモード対応ケータイ(ガラケー、フィーチャーフォン)の出荷を2016年12月中に終了すると発表した。それ以後は在庫限りの販売となるため、新品は徐々に入手しづらくなることが予想される。

 だが、あわてて入手に走る必要はない。アキバの中古ショップでは多くのガラケーを販売しており、予算や程度などの好みに応じてさまざまな端末が購入できる。「とにかく通話できればよいから安いものを」というならば5000円以下の予算でラクラク入手できるが、格安の中古品は基本的にボロボロ。お薦めなのは、プラス1万円の予算で入手でき、快適に使える未使用品だ。

予算を1万円プラスすればピカピカの未使用品が手に入る

 イオシス アキバ中央通店の太田文浩氏は「ガラケーはもともと底堅い需要があったが、今回のNTTドコモのアナウンスを受けて販売が伸びている。新品が買えなくなる前にいち早く入手しておこうと考える客が一定数はいるようだ」と語る。

 同店のショーケースはほとんどがスマートフォンで占められているが、一角には中古のガラケーを集めたコーナーを用意。ショーケース内の商品を見ると、5000円以下で購入できる格安品と、1万5000円~2万円前後の未使用品が多かった。

中古ショップではガラケーの中古品も多く取り扱っている。NTTドコモ向けモデルは機種の種類や在庫も多く、予算や程度の好みに応じて多くの選択肢から選べる
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 5000円以下の格安品は、数年間使い込まれたビジネス向けモデルのリースアップ品や、一般ユーザーから買い取った中古品が大半だ。前者は、富士通の「F-10B」(4000~5000円前後)やパナソニックの「P-07B」(4000~5000円前後)など、2010年前後のモデルが主流。ワンセグやおサイフケータイなどの付加機能や防塵防滴構造を省いた機種が多いうえ、使い込まれてかなりボロボロなのが欠点。程度がそこそこよいものは、+1000~2000円前後で売られるケースが多い。

 ユーザーから買い取った中古品は、機能や装備が充実した高性能モデルであることが多く、リースアップ品と比べれば機能面で不満を感じることは少ない。だが、日々ガンガン使われた端末が多く、程度の悪さはリースアップ品とそれほど変わらない。価格も、安いものは4000円前後で購入できるが、比較的新しくきれいなものは1万円を超える。

まとまった台数がある中古品は、かつて企業にリースされていた「リースアップ品」であることが多い。手荒く使われて程度が悪い端末も散見されるが、価格は安い
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1点や2点しかないものは、一般ユーザーから買い取った中古品だと考えられる。リースアップ品と比べてデザインや性能、装備に優れるが、程度は同等の場合が多い
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 いずれも、通話専用のサブ用途と割り切って使ったり、一時的に短期間のみ使いたいといった用途ならばよいが、日々ガッツリ使うには使用感が気になる。パーツの破損やバッテリーの劣化で、新品時の性能を発揮できない可能性があることも留意すべきだ。

 ガラケーを積極的に使おうと思っていたり、きれいな端末を気持ちよく使いたい人は、少し予算をプラスして未使用品を購入するのがよい。Bluetoothを搭載してハンズフリー通話が可能なパナソニックの「P-01F」(1万円前後、2013年発売)や、おサイフケータイに対応した「P-01H」(1万5000円前後、2015年発売)など、機能面でも満足できる端末の未使用品が1万5000円以下で購入できる。ボロボロの端末を買う予算に5000円~1万円をプラスすれば未使用品が手に入ることを考えれば、決して高いとはいえない。

新品と同等のコンディションといえる未使用品。3年前の「P-01F」は1万円前後、1年前の「P-01H」は1万5000円前後で購入できる
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 ボロボロの中古品だけでなく新品と同等の未使用品が手ごろな価格で入手できることで、今後ガラケーを求める人にとって中古ショップは見逃すことのできない存在となりそうだ。

(文/白石ひろあき)


※価格情報は、すべて2016年12月3日調べ。記事中の価格は、基本的に消費税8%を除いた税別の金額を記載しています。しかし、秋葉原では8%の税込み価格のみ掲示している販売店が多数を占めることを考慮し、例外的に消費税8%を含む税込み価格で表記します。税別価格のみ掲示している商品は、金額のあとに(税別)の表記を入れています。ご了承ください。価格は変動する可能性があり、在庫切れになるケースもあります。