巨匠リチャード・サッパーがデザインしたボールペンが斬新

ラミー「ダイアログ 1」(税別2万5000円)
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 ラミーの「ダイアログ」シリーズは、社外デザイナーとのコラボレーション・シリーズ。その第1弾として発売されたのが、油性ボールペンの「ダイアログ 1」だ。デザイナーはドイツのプロダクトデザインの巨匠リチャード・サッパー。アルテミデの照明機器「Tizio」やIBMの「ThinkPad」のデザイナーといえば、分かる人も多いだろう。ダイアログは、最も手軽に買えるリチャード・サッパーのプロダクトともいえる。

 デザインの斬新さは、ひと目見れば分かる。三角の軸、クリップと一体化し、三角の頂点に組み込まれたノックボタン、継ぎ目がなく、どこからリフィルを交換すればよいのか分からないボディー。しかし、その全てがやたらとカッコいい。前回の万年筆編(「今買うべき高級万年筆5選 持つと手放せなくなる」)で紹介した「ラミー2000」が来るべき未来を静かに表しているとすれば、こちらは、「俺が考えた最強の未来」をそのまま表現したという感じだ。

 しかし、その極端なスタイルとは裏腹に、このペンはなかなか握りやすいのだ。もともと、三角の軸は握りやすく、三角軸の鉛筆も普通に売られているし、真ちゅうにチタンコートされた軸の手触りが何とも気持ち良い。ノックが軽くて、ノック音がとても小さいのも実用性が高い。

ノックして芯を出すと、クリップも押される仕掛け
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もしかしたら、この方向で持つのが正しいのかもしれない。少なくとも筆者はこちらのほうが書きやすい
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 書き心地だが、これが難しい。クリップがあるほうを上にして持つと、ペン先がペンに隠れて見えなくなるのだ。これがかなり書きにくい。しかし、クリップがあるほうを下に向け、平たい面を上にしてそこに人さし指を置くようにすると持ちやすいし、筆記時の視界も十分に広い。この持ち方が正しいとはどこにも書かれていないが、筆者は、この持ち方を推奨したい。リフィルは、ラミーの油性ボールペンではおなじみのLM16。サファリやアイオンでも使われているラミーの油性の標準リフィルだ。いろいろ、クセが強いペンではあるが、このカッコ良さ、特異さはほかにはない。持っておきたいペンの一つだ。

ペン先が出るパイプの下部にあるボタンを押して、リフィルを交換する
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このように、口金部分が外れて、リフィルが取り出せる。リフィルは、おなじみのLM16
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