ラミーの新シリーズ「アイオン」。左から万年筆(1万円)、ローラーボール(9000円)、ボールペン(8000円)
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 2017年秋、ドイツの筆記具ブランド「ラミー」から新作「aion(アイオン)」が発売された。これは、久しぶりに登場した、レギュラーラインアップになるべくして作られたシリーズ。ラミーデザインの原点とされる名作「ラミー2000」、万年筆をさまざまなシーンで使えるようにデザインし、世界的なベストセラーとなった「サファリ」のような、ラミーを代表する顔になりそうな予感がするのだ。

 デザインは、世界的プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン氏によるもの。同氏は椅子などの家具で有名だが、アレッシィのカトラリーなども手がけている。個人的には、彼が手がけたロウェンタ社のコーヒーメーカーがとても好きで、全自動の家庭用コーヒーメーカーでは最高のデザインと便利さとおいしさの製品だと思っている(残念ながら現在は作られていないようだが)。

 そのジャスパー・モリソン氏がデザインしたアイオンは、ひと言で言えば、現代のスタンダードとなる筆記具。ラインアップは、万年筆、ローラーボール、油性ボールペンの3種類。万年筆とローラーボールはキャップ式で、油性ボールペンは軸を回してペン先を繰り出すスタイル。色はブラックとオリーブシルバー。軸の素材はアルマイト加工を施したアルミニウムで、金属軸なのにとても薄く軽い。

色は、ブラックのほかにオリーブシルバーがある
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 カジュアルな筆記具であるサファリと、1966年に作られていまだにデザイン性や機能性が全く古びることがないラミー2000は筆記具の両極といえる位置付けの製品だが、アイオンはその中間の立ち位置だ。万年筆が1万円、ローラーボールが9000円、油性ボールペンが8000円という価格も、ラミー2000とサファリの中間。大人がビジネスで長く使え、買いやすい価格帯の製品として作られているのだ。