書き味は実用本位、堅実さがいい

 万年筆のペン先はラミー2000独特の小さなペン先ではなく、かといって、サファリのような一般的な万年筆のペン先でもない。やや小ぶりで細長いタイプのスチール製だ。インクフローが良く、スイスイと軽い書き味だ。ペン先は固めだが、筆圧をあまりかけずにやや寝かせて書くと、ペン先の動きに合わせてインクの濃淡が絶妙な描線になる。

万年筆はスリムで小ぶりのペン先だが、インクフローが良いので、万年筆らしい文字が書ける。カートリッジ式だが、コンバーターにも対応する
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 ローラーボールはサファリと同じリフィル「LM63」を使っていて、書き味はほぼサファリと同じ。ただ、軸がサファリより重いせいか、リフィルの個体差のせいかは分からないが、やや書き味が重く感じた。個人的にはもう少し軽い書き味が好みだが、気にするほどの差ではない。ペン先もブレず、じっくり書くのに向いている。万年筆もローラーボールも構造上、キャップは尻軸に付けるのではなく、外した状態で書くほうがスムーズにペン先が動く。そして、そのときのまるで1本のスティックを持っているように見える感じが、カッコいいのだ。シンプルなデザインだが、そういう細部までよく考えて作られている。

ローラーボールのペン先。リフィルはサファリなどと同じ「LM63」を使用
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 油性ボールペンは回転繰り出し式だからペン先がブレず、気持ち良く書ける。リフィルはサファリと同じ「LM16」を使用。サファリのような軽い軸に向いたリフィルだと思うが、アイオンは書き味がやや重いので、筆圧をかけてしっかり書きたい人には、このくらいのインクが向いているかもしれない。この油性ボールペンだけデザインが異なるけれど、軸とグリップのシームレスなつながりや少しだけ中ぶくれの持ちやすい曲線などはシリーズでうまく統一されている。

ボールペンのペン先。リフィルは「サファリ」などと同じ、油性インクの「LM16」を使用
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