手帳選びはなかなか難しい。自分の欲しい機能があっても見た目が好みではなかったり、反対にデザインとサイズは気に入っても機能が足りなかったりで決められないという人も多いだろう。前回はスマホにはない機能が充実した手帳を紹介した(「2018年注目の手帳5選 スマホでできない機能充実」)。今回は、手帳カバーに個性を持たせたもの、カレンダーだが手帳としても使えるものを紹介する。

 まず一つ目のトピックは、「ほぼ日手帳」がビジネスでも使いやすいうえに個性を持たせた手帳カバーをいくつか出していること。そもそもさまざまなアイデアが盛り込まれた手帳カバーは「ほぼ日手帳」が切り拓いたものだ。

ビートルズの曲名がポイントになった手帳

ほぼ日「THE BEATLES IN MY LIFE」(標準セット、税込み1万260円)
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 気に入ったフォーマットを毎年使い続けていくのが理想の手帳ライフだが、それだけでは面白くない。「今年の手帳はどうしよう」と考えるのは、面倒だけど楽しいものだ。毎年、「今年はどんなカバーにしよう」と選べるほぼ日手帳は、そのジレンマを見事に解決している。これに糸井重里氏は手帳を作り始めて数年で気づいて、手帳作りの中核に据えている。そのほぼ日手帳2018年版の筆者のイチオシは、2018年版のテーマのひとつでもある「THE BEATLES」の中の「IN MY LIFE」だ。

表紙のさりげないリンゴマークのモノグラムと、少しシボ感のある合皮の独特の質感がロックっぽい
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 今回のデザインの中で最も目を引いたのが、このTHE BEATLES IN MY LIFEに装備された5本のしおりだ。ほぼ日手帳の標準的なカバーの基本部分はそのままにして、しおりを5本付け、そのしおりを含めたカバーのあちこちにビートルズの曲名を箔押ししたデザインは、手帳とビートルズをうまくつないでいる。

 しおりには「SOMETHING」「ALL YOU NEED IS LOVE」「DAY TRIPPER」「BIRTHDAY」「YESTERDAY」の5曲が書かれている。カバーを開くと、「THE WORD」そして「IN MY LIFE」などの文字が見える。チケットや名刺が差し込めるポケットに「TICKET TO RIDE」なんて書いてあったり。ただ名曲の名前を入れただけではなく、手帳に関連付けて選ばれているのが面白いのだ。

5本のしおり一本一本に、金の箔押しでビートルズの曲名が入っている。手帳からのぞく5本のしおりに書かれた文字が、まるで手帳から転がり落ちた言葉のようにも見える。もちろん、5本のしおりはかなり実用性が高い
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 黒の合皮のカバーにモノトーンでリンゴが印刷されているさりげなさも魅力的。このユニセックスな見た目がビートルズの音楽が持つ多様性を表しているような気さえする。ここでは、カバーと標準の本体をセットにしたタイプを紹介したが、ほかに、カバーのみ(税込み8100円)、AVEC(1~6月、7~12月の分冊版)とのセット(税込み1万476円)、Planner(英語版)とのセット(税込み1万800円)も用意されている。

カバーの中にも、要所要所にさりげなく曲名の箔押しが入っている。これ見よがしではないのがよい
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伝統の1日1ページは細かいが分かりやすく、使いやすさと自由さのバランスがとても良い
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ほぼ日「THE BEATLES IN MY LIFE」(標準セット)
・税込み1万260円
・色は黒のみ
・月間ブロック+1日1ページのバーチカル、2018年1月始まり
・A6サイズ、合皮カバー
・11.3(バタフライストッパーを除く)×16.5×2.4cm/約279g、糸かがりとじ製本
・デザインは吉田ユニ。ビートルズの曲名が箔押しで入ったしおりが5本付いている