今年も手帳の季節がやって来た。ほとんどのメーカーは9月1日近辺に来年の手帳を出荷するので、人気が高い手帳は10月中に売り切れてしまうことが多い。そこで、手帳を買うにはまだ気が早いかもしれないが、2018年の傾向や新しいアイデアの手帳を厳選した。今回は新しい機能が付いた手帳5点を紹介する。

 今回目立ったのは、基本フォーマットは継承しつつ、新しいアイデアを加えた手帳。特に、スマートフォンが苦手とする、広い範囲を俯かんするフォーマットや、2種類のビューを見開きで提供するものなどが完成度を高め、より実用的な製品に仕上がっている。

厚さ1cm未満なのに書くスペースに困らない

コクヨ「trystrams LEFT AND BLOCK WEEKLY 2018」(1800円)
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 これまでに私が見た、2018年の手帳の中で最も使いたいと思ったのが、このコクヨ「trystrams LEFT AND BLOCK WEEKLY 2018」。

 trystrams(トライストラムス)ブランドは、扱う店が限られているので店頭で見る機会は少ないかもしれない。まず面白いのは、そのフォーマット。月間スケジューラーこそ、一般的な見開き1カ月のブロック型だが、週間スケジューラーが変わっている。「LEFT AND BLOCK」という商品名の通り、見開き1週間のページの左側はいわゆるレフト型で、右側は週間ブロック型になっているのだ。

月間ブロックも全ての日が1日1マスになる6段のデザイン。六曜表示付き。周囲に用意された方眼罫のメモスペースも広い
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週間レフト&週間ブロックのレイアウト。左は普通の月曜始まりのレフト式だが、右は紙面を8つに区切り、左上から一週間のブロック、右下は2カ月分の月間カレンダーという無駄のなさ
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 使い方は、左ページにはその日のスケジュールを中心に書き、右ページはそれぞれの日のToDoや覚書などを書くということになると思う。さらにこの手帳の場合、ToDoリスト部分も日付で区切られているので、例えば、人と会う予定と、何らかの締め切りの予定を分けて記述できる。これで、時間軸のある予定と、その日にやれば良いことを分けて書けてしかも一覧もできるわけだ。このフォーマットはとても優れていると思う。

週間ブロックの中は、左側が方眼罫、右側が横罫とリストが作りやすい罫線になっている
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 そして、もうひとつ。この手帳はウィークリータイプなのにやけに薄いのだ。通常、ウィークリ-の手帳は160ページや168ページあたりが多いが、無駄を省いてスケジューラーの機能に特化することで144ページにし、さらに薄手の紙を使っていて、ハードカバーなのに厚さが1cm未満なのだ。このスッキリした佇まいも、1年使ってもへたらないハードカバーもA5というサイズの一覧性の高さも、紙のスケジューラを使う意味が考えられているのだ。

この薄さがうれしい。紙は薄いが、万年筆などで書いても裏抜けしないから安心
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コクヨ「trystrams LEFT AND BLOCK WEEKLY 2018」
・1800円
・色:ブルー、ブラック、グリーン、ホワイト
・2018年1月始まり
・月間ブロック+週間レフト&週間ブロック
・A5ハードカバー、144ページ、15.2×21.4×0.9cm/218g、糸かがりとじ製本