美しく、スムーズな究極のバターナイフ

武生特殊鋼材「CLAD METAL BUTTER KNIFE」は近日発売予定。抗菌性のある銅とキュプロニッケルを50層以上重ねて作られた素材を使っているため、ボディーは美しいダマスカス模様を描く
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 今回の「ギフト・ショー LIFE×DESIGN秋2017」で、個人的に最も欲しいと思ったのが、この武生特殊鋼材による究極のバターナイフ「CLAD METAL BUTTER KNIFE」だ。もうずっと、快適にバターをかき取って、スムーズに塗れるバターナイフはないのか、バターナイフにイノベーションは起こらないのかと思い続けて、ようやく出会った理想のバターナイフになるかもしれない製品(まだ自分のものとして使ったわけでなく、発売前なので理想とは言い切れない)なのだ。

 熱伝導率がアルミの1.5倍、ステンレスの20倍という銅を使い、手の熱が刃先に伝わるというアイデアは、数年前からアイスクリーム専用スプーンで使われていたものだ。 なぜ、それを応用したバターナイフが出ないのかと思っていたら、ついに登場した。

 しかし、メーカーが言うには、アイスクリームのようにマイナス何十度という冷たさだと、手の熱ですーっと溶けるが、そこまで温度が低くないバターだと、その効果は薄いそうだ。それでも、まず、手の熱を使う方法も捨てない姿勢がいいと思う。

波刃がバターをうまくかき取ってくれる
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ひとなでで、このくらいのバターが簡単に取れる
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 また、表面の無機塗料によるコーティングで、水洗いだけで油汚れがキレイに取れる。持ちやすく力を入れやすいデザインと、波状の刃はきちんと切れるため、バターを削り取りやすく、幅広の形状はパンにも塗りやすい。このあたりは実際試させてもらったので間違いない。このままだと価格は3万円くらいになりそうだという話だったが、長く使うことを考えたら3万円なら高くはない。発売を楽しみに待ちたい。

紙で拭うだけで、油もスッキリ取れるコーティングがされている
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