“あおぎ心地”がいい! 個性的なうちわ

木内籐材工業「籐と和紙のうちわ」(各4536円)
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 東京手仕事のブースからもう一つ。木内籐材工業の「籐と和紙のうちわ」は、数ある高級うちわの中でも、そのしなり具合と軽さ、風の心地良さで群を抜く出来。これは従来のものとは違い、フレームの形状が三本のトウで作られており、そこに和紙を張っている。

和紙とトウとのコンビネーションを考えたデザインが見事なのだ
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 和紙の部分が広くとられているため、光を透過して障子のような風情がある。さらにとても軽いうえ、フレーム部分が少なくて和紙自体の張りが形を作っているので、既存のうちわとは比べ物にならないほど大きくしなり、ゆっくり動かすだけで気持ちいい風を起こすことができる。

軽くあおぐだけで、とても快適な風が送られる
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 一本一本、職人の手で薄く加工されたトウ皮を巻いた持ち手も、すんなりと手にフィットして、力をあまり使わなくてもうちわの先まで力が届く。この“あおぎ心地”(なんて言葉はたぶんないけれど)の良さだけで、とりあえず持ちたいと思わせるものがあった。こういうものこそ、自分で買うのではなく、プレゼントされるととてもうれしい。六角、角、丸など、いくつかの形があって選べるのもいい。秋のギフト・ショーだけに、使うのは次の夏になってしまうけれど、これは覚えておきたい製品だ。