日本最大の文房具の祭典「国際文具・紙製品展」(通称:ISOT)が2017年7月5日から7日にかけて、東京国際展示場で開催された。第29回目となる今年は、ISOT 文具PR委員会(文具に精通した専門家で構成され、期間中、SNSやウェブサイトを通して文具の消費を広く喚起していく委員会、文具王高畑正幸氏が委員長を務める)も設立されるなど、力の入ったイベントになり、会場の熱気もかなりのものだった。今回、筆者もPR委員として、会場を詳細に回ったので、そこで見つけた注目商品をカテゴリー別に紹介していく。1回目は筆記具とその周辺編。

 まずは、筆記具とその周りの製品をはじめ、日本文具大賞機能部門のグランプリを受賞した、カール事務器「エクスシザース」を含めた5点を紹介する。

1本で4役のマルチツール

ロジック「スマホマルチボールペン シナプス」(842円)。普通のボールペンのような外見だが、これが一本で四役のマルチツールなのだ
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 スマホ用のタッチペンとボールペンが一体化した製品はいろいろある。そこに、スマホスタンド機能と画面クリーニング機能を加えて“1本4役”にしたのが、この「スマホマルチボールペン シナプス」だ。ボールペンの芯を出さない状態ならタッチペン、芯を出せばボールペン、さらにノックボタンがフック状になっていて、そこにスマホやタブレットを引っ掛ければスタンドになり、クリップ部分に装着されたフェルト地で画面が拭ける。これらのすべての機能がボールペンの形にむりなく収まっているのが良い。

芯を出せばボールペンだが、芯を引っ込めればタッチペンになる
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ノックボタンがこのような形をしていて、ここにスマホやタブレットをのせればスタンドになるのだ
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これでiPad Pro 10.5も横位置なら立てられる
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画面クリーナーにもなる
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 この手のアイテムは、手軽に使えて何かのときにあればちょっとだけ便利、という程度が扱いやすい。その点、シナプスはちょうど良いのだ。また、スタンド機能がスマホだけでなく、iPadなどのタブレットにも対応するのがうれしい。試したところ、iPad Pro 10.5インチでも横位置なら問題なく立てることができた。

 このペンをペンケースに入れて持ち歩く場合、使用頻度が最も高いのはスタンド機能で、次が画面クリーナー、そしてボールペンと続くのではないかと思う。スタイラス機能は手が汚れているときの画面操作で役立ちそうだ。

各機能をまとめてみた。軸のカラーバリエーションも豊富だ
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■変更履歴
「国際文具・紙製品展」(通称:ISOT)の開催日程に誤りがありました。正しくは2017年7月5日から7日でした。お詫びして訂正します。[2017/7/21 15:51]