折り畳み傘を世界で初めて販売したメーカーとして知られている、ドイツの老舗レイングッズメーカー「Knirps(クニルプス)」。欧州の百貨店ではクニルプスと言うと傘売り場へ案内されたり、独和辞典でknirpsを引くと折り畳み傘と書かれているなど、折り畳み傘の代名詞になっているブランドだ。

クニルプスの製品は、この「Red Dot(赤い丸)」が目印
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 代表的な製品は1本7000円以上し、折り畳み傘としてはとても高価ではあるけれど、ボタン一つで開閉するシステム、一つひとつのパーツが見事に連動してスムーズに動くメカニズムの精度の高さからして、その価格は当然のように感じられる。筆者が2004年に買った折り畳み傘は、2014年まで10年使っても壊れなかった(布の撥水性能が落ちてきたのと、新しいタイプの誘惑もあって買い替えたが)。

 「耐風機能については特にスペックをあまり表に出していないが、もちろん耐風試験なども行っている。グラスファイバーの骨を使っていることもあり、傘を差して歩ける程度の風なら、問題なく耐えられる。しかし、それはクニルプスの傘として当然のスペック」と日本での販売を担当しているイマオコーポレーションの剱達也氏は話す。

 スチールの支柱は、力のかかる傘の中心部に行くほど太くなるように作られ、フレームの周辺部にはよくしなるグラスファイバーを、中央部にはスチール(以前のモデルはアルミを使用)と使い分けることで、耐久性や耐風性に優れている。