2018年は高級ボールペン元年といえるほど、各メーカーから定番ボールペンの高級ラインが次々と発売されている。この高級筆記具ブームをけん引しているブランドとして、前回(「32年続くトンボ鉛筆「ZOOM」シリーズ、ヒットの秘密」)はトンボ鉛筆の「ZOOM」シリーズを紹介した。今回は、低粘度油性インクを高級ボールペンにいち早く導入した三菱鉛筆の「ジェットストリーム プライム」を取り上げる。

※掲載価格はすべて希望小売価格です。
「ジェットストリーム プライム」シリーズ。プラスチック軸の低粘度油性ボールペン「ジェットストリーム」の高級ライン。2013年に3色のノック式と、3色+シャープペンシルで回転繰り出し式の2種類からスタートし、2014年にはノック式シングル(1色)、2018年に回転繰り出し式シングル(1色)が登場
[画像のクリックで拡大表示]

 ここ数年、それまでギフト需要が中心だった高級ボールペンや金属軸のボールペンが個人用途としても売れ始め、各メーカーが低価格ボールペンで人気のある低粘度油性インクやゲルインクのリフィルを入れた高級ボールペンを出している。そのきっかけを作ったのが三菱鉛筆の「ジェットストリーム プライム」だ。

「ジェットストリーム プライム 3色ボールペン」(0.5mm、0.7mm、ともに3000円)。軸色はボール径0.5mmがダークネイビー、ダークボルドー、ピンク、ライトピンク、ボール径0.7mmはネイビー、ブラック、シルバーがある。ノックボタンがまっすぐでスムーズに下りる新機構が特徴の3色ボールペン
[画像のクリックで拡大表示]
「ジェットストリーム プライム 多機能ペン 3&1」(5000円)。ボールペン+シャープペンシルの多機能ボールペン。軸色はブラック、シルバー、ピンクの3色。上部にかぶさるような構造で下部が回転する独特なデザイン
[画像のクリックで拡大表示]
「ジェットストリーム プライム ノック式シングル」(2200円)。軸色は0.7mmのブラック、シルバー、ネイビー、0.5mmのピンク、ライトピンク。金属軸のノック式単色ジェットストリーム
[画像のクリックで拡大表示]

 低粘度タイプの油性ボールペンは、サラリとした書き心地が特徴だ。それまでは書き始めがかすれやすかった油性ボールペンの常識を変え、150円クラスの価格帯で大ヒット。各メーカーが独自の低粘度タイプのボールペンを相次いで発売した。

 しかし、低粘度インクは3000円、5000円といった高級ボールペンには採用されず、かなり長い間、150円のボールペンのほうがはるかに書き心地がよい状況が続いていた。その中で、いち早く高級ボールペンに低粘度油性インクを導入したのが、ジェットストリーム プライムだった。

 そのジェットストリーム プライムの商品展開で意外だったのが、高級ボールペンの定番といわれる回転繰り出し式の1色タイプではなく、いきなり回転繰り出し式の3色+シャープペンシルタイプからスタートしたことだ。そして2018年に入ってようやく、回転繰り出し式の1色タイプを発売した。シリーズ発売から5年経った今になって、定番の回転繰り出し式の1色を発売したのはなぜなのか。担当者に聞いた。

「ジェットストリーム プライム 回転繰り出し式シングル」(3000円)。回転繰り出し式の金属軸ジェットストリーム。軸色はブラック、パールホワイトがボール径0.7mm、軸色がダークネイビーとベビーピンクはボール径が0.5mmになっている
[画像のクリックで拡大表示]
■変更履歴
ジェットストリーム プライムで最初に登場したのは、「回転繰り出し式の3色タイプ」は誤りで、正しくは「回転繰り出し式の3色+シャープペンシルタイプ」でした。お詫びして訂正します。[2018/05/10 12:50]