1994年にスタートしたバッグブランド「マスターピース」のバッグは、メイド・イン・ジャパンならではの使いやすさと時代に即したデザインで日本のバッグ業界をけん引。2008年からは日本のかばん職人を集めた自社工場「BASE OSAKA」を始動し、技術の保全・継承、若手職人の育成にも取り組んでいる。そんなマスターピースは、毎シーズン約10シリーズを新作として発表し、定番商品と合わせるとその数は膨大だ。今回はそのなかから、今のビジネスシーンにぴったりなリュックを厳選して紹介する。

※掲載価格はすべて希望小売価格です。

リュック使いをメインとした2Way

 最初に紹介するモデルは、タグを見ずともマスターピースと分かる、ブランドおなじみのデザインが特徴。マスターピースが得意とするレザーとナイロンの異素材使いで、軽さと上品さを両立している。

マスターピースの「ストリーム No.55520」(3万9000円)。 サイズW28×H42×D11cm、重さ約830g
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 「ストリーム」シリーズでは、コーデュラ420デニールナイロンに透湿防水フィルムをラミネートした、マスターピースのオリジナル素材「マスターテックスナイロン」を素材に使用。レザーには北米産のステアレザーを使い、なめしの段階で3M社のスコッチガードによる防水処理を施し、仕上げにも防水剤を塗布。さらに止水ファスナーを採用するなど、高い生活防水を備えたリュックに仕上がっている。

 サイドにハンドルが付いており、横持ちできる2Way仕様。いくらリュックが便利とはいえ、大事な商談には横持ちしたいという人も多く、そんなニーズに対応したデザインとなっている。しかしながら、リュック使いをメインとした縦型デザインで、いわゆる3Wayとは大きく異なる点に注目したい。

 これについて、マスターピースを手がけるMSPCプロダクトのプレス・辻川直也氏は、「今は3Wayモデルよりもリュックタイプのほうが人気が高い。それもあって、リュックをメインとしたデザインの2Wayにしている」と話す。主にリュックとして使うのであれば、縦型デザインのほうが見た目も使い勝手もいい。

商談の場など、いざというときには横持ちできる2Way
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リュック使いに最適化された縦型デザインでもある
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 メインコンパートメントの内ポケットには縦と横のファスナーを設け、2Wayどちらの持ち方でもアクセスできるように配慮されている。フロントポケットも縦型と横型があり、縦ポケットは内部にペンホルダーなどのオーガナイザーも備えている。また、背面には15インチPCを収納できる独立したPCコンパートメントを搭載。

 必要十分ではあるが、これまでのマスターピースのビジネスバッグと比較するとシンプルな作りだと感じた。「ペーパーレス化が進み、荷物は少なくなっているのではないでしょうか。仕事道具ならこれで十分収納できると思うので、外装のポケットを減らしてすっきり見えるようにし、また薄マチに仕上げました」(辻川氏)とのこと。

メインコンパートメントの内ポケットは、縦と横のファスナーが付いている
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15インチPCが入るポケットを背面に搭載
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